レジ待ちをしていると

スーパーのレジ待ちで

海外生活も長くなると、少々のことでは動じなくなります。細かなことを気にしていたら、時間が無駄なだけなので、嫌な思いをしてもすぐ忘れるようにはしています。

しかし、つい先日あまり人のいないスーパーでレジ待ちをしていたら、後ろから舌打ちをされました。当方はただ並んでいただけで特に周囲に迷惑をかけるようなことは一切していませんので、まさか自分にされているとは思わず振り返ると、お婆さんが物凄い顔で自分を睨んでいました。

久しぶりに変な人に出くわしたなと思いました。理由は知りませんが、とにかく自分のことが気に入らないようです。

世の中いろんな人がいます。ただ単に態度が悪い人や意地悪な人、差別的な態度な人など、割とわかりやすいので、慣れてくるとある程度分類できるようになります。

日本もそうかもしれませんが、高齢者の方は割と偏見の塊のような人も多く、外国人を見るとあからさまに嫌な顔をする人もいます。

これからスイスに来られる方へ

そうしたことは、日常よくあることでもうあまり気にしていませんが、これからスイスに来る方やまだ来たばかりの方には、最初は戸惑うこともあると思います。

そうした経験を全くしない人も稀にいますが、とにかく、彼らに深い意図はありませんので、無視してすぐに忘れてください。お店の人の態度も悪いことは多々ありますが、他意はありません。そういう人は誰に対しても態度は良くないですので。最初はショックで、自分が悪い事をしたと思う日本人もいるようですが、嫌な対応をされても深く考えない事です。

残念ながらスイスでも差別はありますが、周辺国に比べても少ない方ではないかなと思います。久しぶりに嫌な経験をしたので、あえて紹介しましたが、お店やカフェ、レストランなどでも、ほとんどの場合は皆フレンドリーですし、現地語がわからなくても、片言の英語でも親切に対応してくれるスイス人はたくさんいます。

相手の目を見て「乾杯!」

こちらが笑顔でお願いすれば、大抵のことは問題なく対応してくれますので、怖がらずに堂々と話すと良いでしょう。言葉を習得する前は、相手の気持ちがなかなか読めませんが、ある程度現地語を覚えると、あの時のあの態度はこういう意味だったのかとか、多少理解できるようになります。

一つのポイントは、相手の目を見て話す事でしょうか。これは多くの日本人が苦手としている事なので、意識して実践すると良いでしょう。

例えば、友人とワインを飲む際に乾杯をします。その際も相手の目を見て「乾杯!」とやりますが、それがマナー、礼儀です。目を逸らすと大変失礼になります。

相手の目を見て、分の言いたい事を伝える事ができると、日常生活もスムーズに行くかもしれません。

嫌な人に出くわしたら、その人の目を見て「乾杯!」と言ってあげれるくらいの心の余裕を持ちましょう。