今年のクリスマスはどんな感じで過ごす?

11月に入り年末の予定を決め出す友人たちも

まだまだ先と思っていても、クリスマスはもうすぐそこです。お店にはすでにクリスマスのデコレーションが売っていたりします。相変わらず気が早いなあと思いつつも、スイス人の友人たちからは、年末の集まりの予定を聞かれています。
昨年は、やはりコロナの影響でワクチン接種もまだでしたので、人に会うのは控えた人が多いですが、今年はどうでしょうか?

すでに4家族合同の年越しパーティーの案内が来ましたが、医療関係者の家族は断り、我が家も別の理由ですが断りました。やはり及び腰になってしまう人の理由は、コロナの変異種ですが、小学生の子供達がワクチンを打っていないこともあるでしょうか。この秋は知人の小学生の子供達の感染も身近で発生していて、ワクチンの効果も薄れてくる頃だけに心配です。
クリスマスは、家族で過ごすことが基本のスイス人ですので、大家族でもない限りあまり大人数にはならないはずですが、それでもあっという間に10人は集まるかもしれません。

3回目の接種は高齢者から

すでに3回目の接種の予約をしたという高齢者の人も出て来ていて、冬のコロナ蔓延に備える雰囲気ではあります。ワクチン接種者でも感染してしまう変異種ですが、症状は軽い人が多く、重症化を防ぐ効果は確かにあるようです。このまま、ワクチンと合わせて、集団免疫獲得となればパンデミック終息に向かうはずで、コロナ治療薬もその後押しをしてくれるのではないかと期待しています。

コロナ治療薬

塩野義製薬が発表したコロナ治療薬は飲むタイプで、治験が現在進められていますが、早ければ3月には市場に出るという話も聞きます。治験は少し遅れているようですが、海外でも行い、年内には国内での承認を取りたいということです。
アメリカでも大手製薬会社メルクが、同様にコロナ治療薬が開発されていますので、期待したいところです。

コロナ禍で精神科の受診が増えた10代の若者たち

2020年の春、ロックダウンによってリモート授業に変わった学校、友達に会えない期間が長く落ち込むなど、人との接触が最も多いであろう時期の若者がいまでも苦しんでいます。それに加えて、ワクチン接種の差別も加わり、ますます孤立していく人もいて、なかなかパンデミック以前の生活に戻れていない生徒も多いようです。
また、すでに感染してしまった人のコロナ後遺症も大きな問題となっており、若者だけでなく中高年にも多いコロナ後遺症は相当辛いようです。

お隣オーストリアでは2Gを実施

また、スイスでも少し議論になった、2Gのコロナ感染防止対策ですが、オーストリアでは、この2G(ワクチン接種済み、ウィルス罹患済み)の証明が実施されています。つまり3つ目のG(PCRテスト陰性)は外し、より厳しいものとなっているため、政府がどこまで国民をコントロールしているのかと、反対のデモも起きています。
11月28日の国民投票の議題にもなっているCOVID規制についても注目が集まっています。

何れにしても、まだまだ気をつけて過ごすことになりそうな今年のクリスマス。皆様も気をつけてお過ごしください。