1年半ぶりに公演となったCircus Fes Young Stage

Young Stageが1年半ぶりに公演

昨年のコロナパンデミックから、様々なコンサートやイベントが中止となっており、出演するアーティストも我慢を強いられた1年半でした。コロナの影響は続き、まだ開催にまで至らないイベントも多いですが、サーカスのYoung Stage Baselが1年半ぶりに開催されました。

2020年の5月の公演だったYoung Stageは、一度新しい日程の開催日とチケットを送ってきましたが、結局コロナパンデミックがおさまらずに中止。その後は、スイス政府も感染対策を緩和して、小規模のコンサートも行われるようになりました。今回のYoung Stage開催決定も正直また中止になるのではないか?と半信半疑でしたが、ついに開催となりました。

アーティストにとっては、辛い日々

体を張った演技やアクロバティックな技を見せてくれる世界から集まったアーティスト達は、この1年半、人によっては収入も途絶え、練習する場もなかなか確保できないまま活動してきたそうですが、特にアクロバティックな演技をするアーティストにとっては、トレーニングは重要です。感覚が鈍れば、危険を伴うサーカス演技で事故になりかねません。見ていてハラハラすることも、涼しい顔でやってのけるアーティスト達は本当にプロフェッショナル。
改めて、このサーカスYoug Stageに出演するアーティストのレベルの高さ、意識の高さを見せつけられた気がします。

マスクをつけている人が少ない。。。

どのアーティストも素晴らしく、観客を楽しませてくれたのですが、いつもと違う会場で観客席は結構密な状態でした。
通常Young Stageは、屋外に設置されたテントの中で行われます。テントの間に少し隙間もあり外の空気がある程度入るのですが、今回はいつもの場所が秋のメッセで使用されているために屋内になりました。

当然ワクチンパスの提示もしましたが、隣の席も近くて周囲を見渡すとマスクを外している人がほとんど。そして、ワクチンをまだ打てない子供達も多かったので、最初から気にはなっていました。自分はずっとマスクをしていましたが、ワクチンパスとマスク着用がどちらが効果があるかと言われればマスク着用でしょう。
しかし、スイスの人は新規感染者が徐々に上がっているにもかかわらず、ワクチンパスを信用しすぎなのか、会場の中の人が誰も感染していないと信じているようでした。周囲では、ワクチン接種者も感染している人がちらほら出ています。しかも子供も多かったので少し不安になりました。

サーカスも秋のメッセも、誰も感染者が出ずに終わればそれに越したことはないですが、人が多い場所では外であってもせめてマスクをしてほしいと思いました。もちろんマスクが完璧にウィルスを防ぐわけではないですが、咳やくしゃみなどの飛沫で他人にウィルスうつさないようにするためにもマスクは有効でしょう。
イベントやサーカス開催の嬉しさと、新たなコロナパンデミックの不安が入り混じった休日でした。