ベルンの国会議事堂前で予約なしのワクチンセンター

予約なしでもOK

これまで、コロナワクチンの接種には、オンラインでの予約申し込みをして、接種できる日程が来るのを待つという形でしたが、それだといつ自分が接種できるのか?仕事の都合で急に休めない人も多く、接種予約を戸惑う人もいたようです。
今回、ベルンの国会前に設置されたテント内では、通りがかりの人や、ラジオで聞いた人が立ち寄りコロナワクチンを接種でき、そうした都合のつけにくい人たちにも接種の機会が訪れた形です。

8月中旬からは薬局でも接種可能になる

まだスイス全土ではないですが、バーゼルラント州では、8月中旬から薬局での頃なワクチン接種が可能になると報じられました。すでに薬局では、マダニのワクチンなど、他のワクチンの接種が可能ですので、かかりつけの医者に行かなくても接種できるようになればさらに楽になるでしょう。

ワクチンパスも欧州内では浸透しつつあり、この夏の休暇シーズンは、乗り切れそうな感じです。問題は、その後の秋。デルタ株がすでに蔓延し始めていて、スイスでも新規感染者の3割近くがこのデルタ株です。イギリスでは新規感染者の97%がデルタ株です。
感染力もさらに強いということで、ワクチンを接種していない若年層や子供への感染が心配されます。特に、体力のある若年層は感染しても症状が出ないことがあるので、感染に気がつかず、周囲の人に感染させてしまうことも心配です。
ワクチン接種後も、気を緩めないことが大事になってきそうです。