10/18日付スイス政府の発表(コロナウィルス感染拡大、第2波について)

スイス全土での公共の場でのマスク義務(12歳以上)

 本日14時15分から、コロナウィルスの第2波について、会見が行われました。
10日ほど前から感染拡大が再度増加傾向にあり、昨日は3105名とかなりの数であることを受け、各州に任せていた店舗や公共の場でのマスク着用義務(12歳以上)をスイス全体に課すことになりました。これにより、スーパーや各小売店舗などでは、店員も客もマスクを着用しなければなりません。

小中学校のマスク義務は無い

 記者からも質問のあった公共の場では、学校も含まれるのでは?という質問ですが、これはこれまで通り各カントンに任せるということです。すでにマスク義務になっている学校もありますが、地方に判断を委ねられます。

15名以上の集まりの禁止

 結婚式やパーティー、会社の大きな会議など、15名を超える集まりに関しては禁止ということです。一方で、10月から緩和された1000人を超える屋外でのイベント、サッカーの観戦などは、マスク着用でそのままです。これには疑問の声も上がりました。

ホームオフィス

 可能な人は、自宅での勤務を再度推奨しますということで、これはこれまで通りできる職種とできない職種がありますので、雇用者の判断になります。

 全体的には、緩い規制強化といった印象でしたが、まずはマスク着用義務がスイス全土の公共の場に課せられたことで、明日からは多少意識の違いも見えてくるでしょうか?
とにかく、マスクをしないスイス人でしたので、マスク義務が少し遅い気もしました。マスクで全て防げるとは思いませんが、自身の飛沫感染には有効でしょう。
 これまでも、レジ待ちで、ずっと咳をしている人を見かけましたが、マスクもしておらず周囲は距離を取っていました。少なくともこうしたことは減ると思われます。
あとはお店と客との間でトラブルが起きないように願いたいところです。