ウクライナへの侵攻を受けて
ロシア軍がウクライナに侵攻し、ドイツはウクライナへの武器の提供などで1千億ユーロ(13兆円)規模の支援を決定しました。これは相当な額ですが、ロシアへの制裁では非常に重いものではあります。
これを受けて、ロシアはドイツの航空機をロシア上空の運行を禁止しました。ドイツだけでなく、オランダのKLMも運行できず途中で引き返しています。
同時にロシアの航空機も西側諸国の上空を飛べない状態です。
ルフトハンザはこの先3ヶ月はロシア上空を飛ばない
ルフトハンザ航空は、一昨日エストニアまで飛行しましたが、そこから先はロシアの領域であるため引き返しています。そして、この先3ヶ月はロシア上空のルートを飛ばないと発表。かつてのアンカレッジ・ルートや南側を飛ぶルートなど、変更を模索中のようです。
スイス航空は南側ルートを飛行
スイス航空は、2/26日土曜日のチューリッヒ発、成田行きのフライトで、南ルートを通って日本にたどり着いたようです。スイスもロシア航空機の飛行をスイス領域内で禁止したので、本来のルートであるロシア上空の飛行はできません。
このフライトルートは、下記のサイトでフライトコードを入力すれば、見ることができます。
https://ja.flightaware.com/live/flight/SWR160/history/20220226/2140Z/LSZH/RJAA
トルコの辺り、中東の上空を飛ぶのも少々怖さがありますが、この南ルートで各社が今後しばらくは飛ぶことになるかもしれません。飛行時間としては1時間ちょっと長くかかるようです。
JALとANAはロシア上空を飛行
日本の航空会社JALとANAは、ロシア上空を飛行していますが、日本も制裁を発表しているので、今後はわかりません。また、共同運行便の場合、JALでチケットを買っても、例えばルフトハンザとの共同運航の場合は、機体も違うため、飛行ルートはルフトハンザのルートになる可能性も当然考えられます。
ようやく、日本も入国制限を緩和し始めたところで、ロシアのウクライナへの侵攻が勃発し、文字通り戦争という自体に多くの人がショックを受けています。
これから日本へ帰国される方は、十分ご注意ください。