車屋の請求書

oldtakasuさんによる写真ACからの写真

近所の車屋

 今年から近所のとある車屋にタイヤ交換やオイル交換などをお願いしています。以前は違うディーラーに持って行ったのですが、やはり近い方が便利だと思い変更しました。探してみると近所にはかなりたくさんの小さな車屋さんがあり、塗装専門の会社やカスタマイズ専門の車屋さんなど、結構バラエティに飛んでいます。
 まだ早い気もするけど、そろそろ冬タイヤに交換しないといけないなと思い予約をしました。朝、車を預けて昼過ぎに取りに行く感じです。カードが使えず、いつも現金払いしかできないので、準備して取りに行きましたが、請求書は車の中にあるよ、と言ってキーを渡されました。なんとなく、嫌な予感がしましたが、車に戻って請求書を見ると、頼んでもないタイヤの洗浄代が入っています。
まあ、大した金額ではないのですが、余分に費用がかかるなら言って欲しいです。
 確かに前回は、洗浄なしでお願いしますと言ったので、こちらが言うのを忘れていたのもありますが、スイスでは請求書が最終的にいくらになるかわからない事が多いです。

 タイヤ交換くらいで大した金額は稼げないのはわかりますが、やっぱり聞いてほしかったかなと思います。しかもこれまで現金払いをお願いされたのに、振込に変わったのは固定客とみなされたのか違いは不明です。これまでの経験上、正直車屋さんとのやり取りは苦手です。以前の車屋の対応が特にひどく、留守中に電話をかけてきて、留守電に要件も言わず、すぐに掛け直してください。と言うだけ。何事かと思い、しばらくしてから掛け直すと、「車の点検予約してください、そろそろタイヤも新しいのに買えませんか?」と言う不必要な押し売りだった事があります。
 とにかく、車を持って行った際には挨拶すらしないので、最後まで信頼できない車屋でした。もともとサービスには期待していないのですが、呆れてしまいます。

請求書の詳細が不明なのは医者

 車屋さんよりもわかりにくいのは、やはり医者の費用でしょうか?健康保険でどこまでカバーしているかにもよりますが、ほとんど最後まで請求額はわかりません。まあ、検査する内容や診察内容がわからないので、薬の価格以外は診察時間で5分単位で請求されることも理由でしょうか。スイスでは医者に電話で話しただけでも請求書が来るので、最初は驚きましたが、それは普通のようです。しかし、中には無駄な電話連絡で請求されていたこともあります。つい最近あった子供のコロナウィルス検査でしたが、検査機関からかかりつけの小児科に連絡が行きます。そして後日、小児科から陰性の結果の電話連絡がありました。しかし、検査結果はアプリで確認できるため、すでに数日前に知っています。無駄な連絡だなと思いつつも規則なら仕方ないと思いましたが、2分も話していない電話で15フラン請求されていました。保険があるからいいと言う話ではなく、無駄だなあと感じます。そして不明瞭な請求査定。

 スイスでは、こうした不明な請求書が多い気がします。ほとんどのスイス人が気にせず確認もせず払っているせいで、前述の車屋さんのように追加料金がかかることを説明しない状態になっているのだろうと思います。逆に文句があるならすぐに抗議するのもスイス流かもしれません。この辺はスイスではなくドイツで生活している時にだいぶ鍛えられましたが、自分が思っている以上に、クレームをつけて解決した事がたくさんあります。

 明朗会計とは程遠いスイスですが、皆さんも請求書は一度じっくり見直してみるといいかも知れません。きっと不明な箇所が出て来ると思います。