
1年で36キログラムも消費?
スイス人の砂糖の消費量が思った以上に多く、兼ねてから問題となっています。
スイスの検証番組で、スイス人が1年間に消費する全ての食品に含まれる砂糖の量を計算したところ、1年間で36Kgもの量を摂取しているとわかりました。
もちろん個人差はあると思いますが、スーパーで販売されている飲料水やシリアル、乳製品など、ほとんどの製品に砂糖が使われています。
特にコーラなどの飲料水に大量の砂糖が入っているのは有名で、他のビタミンが入った一見健康そうに見える飲料水でも相当な量の砂糖が入っています。
これはぶとう糖やサッカリンというような糖分も含めての結果だそうですが、普段から甘すぎると思うものは確かに多いです。
また、番組内では政治家と砂糖農家とのつながりも問題だとして取り上げていましたが、どこかで聞いたような話です。
子供への影響が懸念される
商品パッケージに子供の好みそうなキャラクターの絵がついていたり、おまけがついていたり、興味を引くような商品にも大量の砂糖が入っており、中毒性が高いようです。
もちろん、砂糖は保存料的な役割もありますし、ストレスを一時的に和らげる効果もあります。お菓子だけでなく料理にも使うことがありますので、全く糖分を摂取しないで過ごすのは難しそうですが、不可能ではありません。
実際に、糖分を一切摂取させないように子育てをしている親もいます。
そもそも、人間は砂糖を摂取しなくても生きていけるそうで、逆に塩分は必要となります。
糖尿病や肥満の恐れがあるのは誰でもわかることですが、一度自分が普段使っている食品の成分を見てみるとその多さに驚きます。
スイスのケーキのレシピも砂糖が多め
また、スイスでは、家でケーキやクッキーを焼いたりすることが多いですが、そのレシピをみると、砂糖の量がかなり多く、実際焼き上がったケーキの甘さも自分には甘すぎることがほとんどです。
この味に子供の頃から慣れてしまうと、少し砂糖を減らして作ったケーキでは物足りなくなります。
小さな子供は、自分で食べるものを選んでいるわけではないので、幼少期の食事は親が気をつけてあげないといけません。
ただし、度が過ぎる食事スタイルも良くないので、バランスが大事でしょう。
甘いもの以外にも、味の濃い食事や辛すぎる食事なども注意が必要です。
自宅にスイス人の友人を招くと、やはり濃い味を好む人が多く、お寿司などを振る舞っても醤油を大量にかけています。
また、辛いものが好きな人もたまにいますが、味覚がだいぶ麻痺していると思うこともあります。
野菜や肉の素材の味がわからなくなるほどの濃い味付けに慣れてしまい、何を食べても辛ければ美味しい、甘ければ美味しいとなってしまうようです。
とにかく、食生活が健康に直結するので、気になる人は、一度普段使っている調味料や食品の成分を見直してみるといいかもしれません。