SNSを突然辞めてしまう人もいる

つながりを見つけるSNS

 SNSは、昔の友人を見つけたり、長年会っていなかった相手から連絡が来たりして、特に海外に住む人にとっては便利であることは間違いないでしょう。自身もそうして日本とのつながりを保っていたり、友人の近況を見たりして、何十年ぶりに再会が実現したりして役に立っていることも多いです。
 しかし、SNSに疲れた人が突然辞めてしまうということもあり、そうすると実生活で関わりのない人は、連絡手段が無くなってしまうことに気がつきました。もちろん引っ越したり、Eメールが変わったりして、消息不明になるケースもあります。実際に学生時代の友人でもSNSをやっておらず、使っていた会社のメールが転職により消滅し、音信不通になった人もいます。

SNSの友人数と実生活での友人数は比例する

 SNSの友人が多い人は、実際の友人も多いという記事を読みました。正直逆だと思ったのですが、それはどの程度の友人関係かにもよります。実際にあったことのない人は、SNSの友人には加えないという人もいますが、誰でも友人の申し込みを承諾して、会ったこともない人がSNSの友人となっているケースもあるでしょう。周囲を見てみると、圧倒的に前者の人が多いですが、実際に関わりを保てる人数は100人程度でしょうか。それでも多く感じますが、別の記事では300人まではSNSも含めて関わりを保てるとしている記事もあります。その人の職業にもよりますが、あまり現実的ではない数字です。
 

最近も2名友達リストから消えていた

 ほとんどチェックしないのですが、自分が友達になっている人の近況が最近ないなと思い、確認するとアカウントが消えていたなんてことはよくあります。最近は2名ほど消えているのに気がつきました。一人は実生活でよく会うので問題ないのですが、もう一人は日本にいる何十年も会っていない人でした。昔はよくSNS上でやりとりがあったのですが、突然アカウントが無くなっていました。それで何か困ったことがあったわけではありません。しかし、その人の様々な事情を聞いていたので、少し心配になってしまいました。ただ単に、別のSNSに変わっただけかもしれませんが、こちらから連絡することはできなくなりました。
 
 そう考えると、誰とでも繋がれる反面、急に関わりがなくなることもあり、他の連絡先を知らない場合は困ることも出てくるかもしれません。その辺は、SNS上という多少気軽で希薄な人間関係という認識をしておかないといけないのかなと思います。
 また、最近は就職の際に、人事部がSNSを検索してその人物を事前調査したり、発言をチェックしたりと、面接にも影響しそうなことが行われているそうです。オープンにしている以上、誰でも閲覧できるわけで、そこは本人が気をつけるべきことかもしれませんが、SNS上に書き込んだ内容で、内定が取り消されたりするのはフェアじゃない気もします。内容にもよりますが。

 とにかく、気軽な反面、クリックひとつであっという間に関わりがなくなるSNS。データ保護の問題ともつながりのあることで、一度ほったらかしのSNSアカウントがある人は整理してみるといいかもしれません。