Covid Certificate アプリの公開

いよいよホリデーシーズンに

間も無くホリデーのシーズンに入りますが、今週からCovid Certificateのアプリが配布されました。これが使えるようになるのは、7月初旬とされています。ワクチンの接種を終了すれば一応紙の証明書はもらえます。渡航先の入国審査の際にQRコードがスマホで使えればおそらく一番楽でしょう。EUの国との証明も可能になる予定です。心配な方は、念のため紙の証明書と一緒に携帯するのが良いのかもしれません。
ちなみに、コロナワクチンを2回接種した人とコロナウィルスに感染して快復した人が証明書を発行されます。

今の所、コロナワクチン2回接種者は、スイスに帰国の際に自主待機が免除されますが、他国に入国する際には、PCR検査の証明を求めている国と地域があります。ワクチンパスと並行して、このPCR検査の義務も免除になるのか?という点が一番関心の高いところですが、EU圏内の国では、コロナワクチン接種者はPCR検査も免除となっている国が多いです。

昨年に引き続きスイス国内の休暇も多い

コロナワクチンのなかった昨年、海外へのフライトが欠航となった休暇先も多かったことから、スイス国内で過ごすスイス人が多かった夏。実は今年もスイスで過ごす人が多いという事です。実際に、まだイタリアやフランスのビーチホリデーリゾートは、空きがあります。通常は6月の時点でアパートやフライトの空きがあることは稀ですので、まだまだコロナウィルスを警戒している人が多い事と、直前までわからない入国規制で準備ができないということがあると思います。

どこに行くにも不安はつきまといますし、子供さんに至ってはワクチンの接種をまだできない事もありますし、子供にはワクチンを打たせないという家庭も多いような気がします。スイス国内にいれば、仮に体調が悪くなった場合でも、国外から戻ってくる際の入国審査などに時間を取られる事なく、帰宅できる、もしくは病院にいける事が理由でしょうか?

日本ではまだワクチンパスを決めていない

アメリカから日本に帰国した学生さんが、アメリカで2回のコロナワクチンを接種したにも関わらず、日本政府が指定した書類に不備があり、アメリカに送還されたというニュース記事を読みました。オリンピック開催でピリピリしている状況ですが、日本がワクチンパスを認めないことには、帰国すら危ういことになります。2週間の自宅待機をしても帰国できる人はいいのですが、多くの人が仕事や学校で2週間以上の休みを取れません。上記の記事では入国すらできず、ワクチン接種の意味が全くありません。母国に門前払いをされるなんてゾッとしてしまいます。しかしながら、実際に何件か起きているようです。

まだまだ両手放しでは喜べないコロナワクチンパスですが、徐々に日本にも普及していき、皆が安心して帰国できるようになってほしいと願うばかりです。