詐欺メールと保険の勧誘電話

ころさんによる写真ACからの写真

最近の詐欺メールは多言語

詐欺や迷惑メールは、今に始まった事ではないのですが、仕事柄メールのアドレスも多いため苦慮しています。ここ1、2年はビットコインのメールが多い感じですが、何かに違反したからビットコインで罰金を払えとか、支払いが滞っている分を早急に支払わないと大変なことになるというメールです。多くは英語で、ドイツ語も最近では増えました。
しかし、この夏頃から、なぜか使ったこともないロシア語や韓国語の詐欺メールもわずかに入ってくるように。内容が読めないのですが、アルファベットのBITCOINに記載があるのですぐにわかるのですが、文面はだいたい同じのようです。
こうしたメールが来ても、絶対にメール内のハイパーリンクはクリックしてはいけません。すぐにスパム登録して削除です。

差出人が自分のアドレス

最近は、差出人が自分のアドレスで、自分が自分に詐欺メールを送信するわけないのですが、これはなりすましの迷惑メールです。差出人の箇所には、自分のメールが確かに出ていますが、詳細を見てみると全く知らないアドレスだったりします。これは昔からあるのですが、例えばhotmailなどのフリーメールでも、出先でhotmailをウェブで確認した際に、差出人の登録を例えば仕事用の名前とアドレスにすれば、送信者はhotmailではなく、仕事用の登録したアドレスになります。スマートフォンがまだ普及してないときに、一次的に使っていた機能ですが、詐欺メールも同じ要領で送って来ます。
とにかく、こんな迷惑なメールを、個人が手作業でやっているのではないので、全部プログラムに放り込んで送信をしているので、タチが悪いです。

電話での保険勧誘

これも相変わらず多い迷惑な電話です。詐欺ではありませんが、健康保険の乗り換え勧誘電話です。いまの保険料よりやすくなりますと言う文句につられ、乗り換えが成功すると、勧誘会社には手数料が入ります。これは、結構失礼な口調の人も多く、ドイツ語が片言の場合もありビックリします。この電話の失礼なところは、いきなり加入している保険会社の名前を聞いてくるところです。もちろん答えませんが、時間がないと言って電話を切るのがいいでしょう。
最近は、自分の電話番号をどこで入手したのかを聞いて見ます。そうすると、だいたい向こうは無言で電話を切ってしまいます。本来はかけてはいけない番号に登録されているからです。それは向こうも良くわかっていて、分が悪いと電話を切って、次のターゲットに電話するようです。
あとは、加入している健康保険会社を聞かれたら、「あなたはどこの保険会社にはいっていますか?」とこちらから聞いてみることもあります。「そんな個人情報を見知らぬあなたにいう必要はありますか?」というと大体電話は切れます。稀に怒ってくる人もいますが、気にせず切りましょう。
まあ、相手も仕事です。あまり挑発やからかうような口調で言うのも良くないのですので、「時間がありません」とか「保険会社を変える気はありません」「保険会社を変えたばかりです」などといって、切るのがいいでしょう。

それでも引っかかる人

これだけ注意するように周りの人から言われても、引っかかってしまう人がいます。あるスイス人の知人は自分よりずっと若いですが、この電話で保険会社を変えて、最終的にはいろんなオプションをつけて高額になってしまったようです。つまり安い保険に乗り換えると言う勧誘は、ほぼ嘘なんです。自分で選んで調べて、安い保険会社に変更するならわかりますが、勧誘の言葉にうまく騙されて、保険会社を変更してしまうのは、やはり高齢者にも多いようです。

コロナウィルスで大変な時期に、医療のことや保険のことがテーマになる機会が多いです。そうした状況を狙って、詐欺や勧誘の誘いはやってきますので、十分注意しましょう。