国境を超え5ヶ月ぶりにドイツへ買い出し

ドイツへ買い出し

 国境が開いてしばらく経ちますが、今日ドイツに買い出しに行って来ました。なんと5ヶ月ぶりです。普段からそう頻繁にはドイツに行かない我が家ですが、いる物もあったので、国境を超え行ってきました。スイスである程度買い揃えていたものもまだあり、そんなにたくさんは買いませんでしたが、久しぶりに国境を超えました。今回はそのことの方が意味合いが大きかった気がします。

 今日からスイスも交通機関では、マスク着用義務。一部のカントンではスーパーなどのお店でもマスク着用が義務化されているので、マスクはこれから使用頻度が上がってくるでしょう。流石にドイツのお店の中では、マスクをしていない人がいませんでした。道行くの人の中には、マスクなしの人もいましたが、着用率はかなり高いと思いました。ちなみに今日はスイスも電車内での着用率がかなり高かったそうです。

 しかし、買い物中にマスクがどうも苦しくなって、気分が悪くなりました。人も多めの店内で換気も悪い。食料品店では無い生活用品のチェーン店でしたが、狭い店舗に人が多めで、密集率は高めでした。一応人数制限をしているようでしたが、店内ですれ違ったり、近くに寄って来たりと常に周りに人がいた感じです。今日はその店と薬局だけで済ませて帰りましたが、しばらく外出もしていないので、マスクよりも人混みに慣れてない感じがして、気分が悪くなったかもしれません。

うっかりマスクをゴミ箱に

 買い物を済ませて、あまりに苦しかったので、マスクを外し、すぐにゴミ箱に捨てましたが、そのあとに駐車場のエレベータに乗らねばならないことに気がつき、「しまった!」と思いましたが、仕方ありません。そして、税金還付のスタンプをもらいにいくにもマスクをしていた方がいいという事にも気がつき、仕方なく新しいマスクを着用しました。人も並んでいなかったので、不要だったかもしれませんが、次回はすぐに捨てないで持っておこうと思います。

マスクの費用

 毎日トラムやバス、電車で通勤する人にはマスクの費用もばかになりません。出勤日数にもよりますが、1枚80ラッペンくらいですので、20日出勤で16フランですが、これもいつまで続くのか分かりませんし、負担になることは間違い無いです。ドイツではスーパーの前で無料で配っていたりする場合もありますが、スイスではまだ見かけません。その反面、消毒液は店の前に置いてあるので、無料です。ほとんどのお店で置いてあります。

 マスクの価格も下がったり上がったりするようです。ドイツでも売っていましたが、まだ予備はあるので、良いかなとは思いますが、またパニック買いが起きないように願いたいです。
 今回ロックダウンになり、普段ドイツに買い物に行くことで生活費の一部をセーブしているスイス人が如何に多いことか。逆に買いすぎてしまい、セーブになっていないという人もいますが、確かに余計なものを買っているかもしれません。自国にお金を落とすのが一番良いのですが、商品によっては同じものが半値以下の場合もあり、この価格差に少し考えさせられます。人件費が高いのは明白ですが、モノの価値という視点で見た場合に、どちらの価格が正しいのか、所得と見合っているのか?バランスが取れていない物もあると思います。
 もっと言えば、スイス国内での格差も問題になっているので、低所得の人にとっては、ドイツやフランスで買い揃えることで、生活費がセーブできることは言うまでもありません。
 今回のコロナ騒動で、いつも以上に、様々な視点でものを見るようになった気がします。