間接照明で暗く感じる初期のスイス生活

スイスは間接照明が多い

日本からスイスに来たばかりの人の多くが感じる部屋の暗さは、日本でいかに白色蛍光灯の下で生活していたかを物語っています。
暗さを感じつつも、それほど気にしない人もいますが、特にスイス人と日本人では目の色素が違うため、明るく白い光にスイス人は慣れていないのが現状です。
スイス人のお宅にお邪魔すると、夕方くらいでも電気もつけない人がいます。もしくは、キャンドルで光を取り、何時間も話をしながら過ごす人もいます。

スイス生活はもう長いですが、やはり友人の家で部屋の暗さを感じることはあります。間接照明は、部屋の雰囲気が変わり、確かに柔らかい部屋の雰囲気になります。
白色蛍光灯は、どちらかというと会社のオフィスの印象が強いので、自宅では落ちつけないのだと思います。

街灯やアウトバーンも

夜に外に出てみるとわかりますが、街の中心から外れると、街灯も少なく、ものすごく暗いです。街灯ももちろん白色ではなく、オレンジ色が多いです。車で移動する際も、アウトバーンですら、真っ暗闇の区間があったりします。
夜間の運転は、確かにあまりに明るいのも、対向車や後続車のライトが見えづらくて、良くないですが、それでもあまりの暗さに緊張することがあります。

寝るときも真っ暗にする

完全に個人の好みかもしれませんが、就寝中も雨戸を閉めて完全に真っ暗にしないと寝れない人も多く、日本人のように、小さな豆電球をつけたまま寝る人は、スイスではあまり聞きません。

視力低下が心配

ここまで暗いと、特に冬場は目が疲れるとか、視力が落ちてしまうのではないかという心配も出て来ます。実際に視力が落ちたという人もいて、家の電気を購入する際に気がつかなかったという人もいます。こうして書くと、スイスには白色蛍光灯はないのか?と思われる方もいますが、ホームセンターにはちゃんと売っています。
最近では、LED電球が主流で色も白系とオレンジ系、ワット数も高いものが出ていて、そこそこ明るいものもあります。

光の当て方

スイスの電気は間接照明と言いましたが、これも光の当て方次第では、変わって来ます。設置する電気によりますが、ランプの方向を変えられるものも多いので、3つランプが分かれている場合は、白い壁や天井に散らして、それぞれの方向を照らすようにして部屋全体の明るさを調整します。スタンド型のランプは、上に光が行きますし、シャンデリアのような装飾系の電気は、周囲に広がるような感じです。
LEDのハロゲンランプは、光が強いので、直接目に入ると目が眩んでしまいますので、そうした角度にならないように、設置すると良いでしょう。

白色系の蛍光灯は、どうしてもガレージや地下の倉庫などで使用されますが、光の当て方やワット数次第では、部屋の明るさを確保できますので、気になる方は試してみてください。
個人的には、壁の色でかなり違いが出ると思いますので、部屋の明るさを取りたい場合は、壁を綺麗に塗り直すなども一つの対策になると思いますので、参考にしてみてください。

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