2003年のSARS
中国の市場から確認され、ついに欧州にまで到達したコロナウィルスが猛威をふるっている。
武漢の空港や駅は封鎖され、多くの中国経由のフライトも欠航便となる事態になり、自国民が武漢に残っている場合は、チャーター機を出している国もある。
コロナウィルスは2003年に猛威をふるったSARSと同じ型のウィルスで、当時、香港を中心に8000人以上が感染し、700人以上が亡くなっている。
対策はマスク?
すでに売り切れが出ているマスクは、果たして効果があるのか。欧州では、花粉の季節でも風邪の季節でも、マスクをしている人はほとんど見かけない。そもそも飛沫感染を防ぐため、もしくは軽減するためのマスクで、菌はマスクをしていても感染すると言われている。それでも、防げるものなら防ぎたいし、日本のマスクの性能もかなり上がっていると聞くが、手洗いやウガイもこまめにしておくと良い。
不要な外出は避ける
やはり、空港や駅など、行く必要が無いのなら、人混みには行かないのがとりあえずできる対策の一つ。目に見えないウィルスを、どこで拾ってくるかわからないし、感染者が空港から駅に出てしまえば、海外旅行をしなくても、感染の可能性はある。
既にフランスで2人、感染者が出ているが、2名とも武漢に滞在していたか、乗り換えで中国を経由している。また、感染した中国人女性が、解熱剤を使い熱を下げ、フランスに入国しているという報告もあり、確認を急いでいる。
2月の旧正月で、アジア地域は人の行き来が更に増えるため、渡航予定のある方は、外務省の海外安全渡航のサイトを見ておくと良いかもしれない。早期にパンデミックがおさまる事を祈りたい。