スイス政府より自宅待機のお願い

Empfehlung des Bundesrates

Bleiben Sie zu Hause, insbesondere wenn Sie krank sind oder 65 Jahre alt oder älter sind. Es sei denn, Sie müssen zur Arbeit gehen und können nicht von zu Hause aus arbeiten; es sei denn, Sie müssen zum Arzt oder zur Apotheke gehen, oder Sie müssen Lebensmittel einkaufen oder jemandem helfen.

現在スイス政府から出ている自宅待機要請のドイツ語文面です。
内容は、以下の通り。
持病をお持ちの方や65歳以上の方は、自宅で待機をしてください。仕事に出なければいけない方やホームオフィスができない職種の方、医者に行かねばならない方、もしくは薬局に行かねばならない方、食料品の買い出し、誰かの手助けをされる方などは除きます。

できる限り、人の動きを止めようということですが、すでに外出禁止令を出したカントンURI、今日の夕方で宅配サービスを禁止するカントン、ルツェルンなど、徐々に制限が厳しくなってきています。スイス全土の外出禁止令も出される可能性が高くなっていますので、お店がある中心部は、少し異様な雰囲気になってきています。
子供達は公園で遊ぶことも制限され、通常の散歩も制限されるとかなりストレスが溜まって来る状況になります。

食料品は十分補充されているが

非常事態宣言が出されてから、週末のスーパーはパニックでしたが、現在は食料品に関してはだいぶ補充されています。しかし、トイレットペーパーは全く無いか、数個の在庫というお店が多いです。多くのお店で入店制限していますが、スタッフが足りずに出来ていないお店もあります。密集とまでは行きませんが、小さな面積のお店に人が集まっている状態です。

近隣EU諸国と足並みを合わせ

ドイツやフランスなど、国境封鎖や外出禁止にしているお隣の国に、スイスも合わせる政治的な判断をして行くと思われます。
このコロナウィルスの騒動が収まるのは、ある程度社会的にも許容された時かもしれません。ウィルスのワクチン開発や摂取が始まり、通常のインフルエンザウィルスと同様のレベルに落ち着けば、人々の認識も変わり落ち着くはずだと言われています。

現在は感染者数と死亡者数が先行し、外出禁止令などが出て不安な状況です。感染者数は、自宅待機を勧めているので、まだ検査をしていない人や結果が出ていない人、感染していても無症状の人がいるため、あまり当てにならない数字です。確実な数字は、コロナウィルスが検出された死亡例でしょう。それも、持病を持っていた人や免疫力が下がっている高齢者が多いので、その辺りがはっきり認識されれば、不安も軽減され対処も変わって来るでしょう。
子供や若い人たちは、感染しても軽く済むか症状があまり出ない傾向になるようです。その辺もなぜかはまだわかっていません。
ワクチンが完成し、ウィルスの特性がはっきりわかった時に、この新型コロナウィルスも通常のインフルエンザ扱いになると考えられています。
ただ、その見通しがまだ立ってないので、しばらく辛抱するしかありません。