年末が近づいて来た。忘年会、クリスマスパーティ、シルベスターお酒を飲む機会も増えて来る。ワイン、特にシャンパンはこの季節に飲まれる事が多くなる。日本ではお歳暮で使われる事も考えられる。

日本では、ぶどうを発酵して作る発泡酒をシャンパンと呼ぶのが一般的だが、シャンパンには色々な種類があって、また正式にシャンパンと呼ばれるものは限定されている。シャンパンはフランスのChampangeという地方名に由来しているのだが、実際にはシャンパン、Champagneという地名はスイスにも、フランスにも何ヶ所かある。
しかし、発泡酒にChampagneと名乗れるのは、フランス北部のシャンパーニュ地方に限られていて、製法がChampagneと同じだとしても、他のChampangeではChampagneを名乗る事が出来なくなっている。

スイスのヌーシャテル湖湖畔の村Champagneも、裁判に破れ、Champange産のワインなのにChampagneを名乗れない。通常、シャンパーニュ地方以外のChampagne製法の発泡酒は、Method Traditionalか、それと同じ各国語訳の
名称が付記されている。

スイスにもこの様な、シャンパン製法による発泡酒を作っているメーカーがある。伝統的なシャンパン製法は手間と時間のかかる大変なもので、それ故高価ともなる。特に有名なのが、マウラー社。発泡酒メーカーとして200年近くの歴史を持つマウラー社は、ヌーシャテル湖に面したブドウ畑を持ち、シャンパン作りに理想的な環境を持つヴァル・ド・トラヴェールでシャンパンを仕上げている。

あの、アブサンの故郷、トラヴェール谷はシャンパンにも適していたのだ!そのシャンパンは、上質なものが兼ね備える、細かい、そして息の長いあわ立ちを持ち、まさにスイス・シャンパン中のシャンパンといえる。

マウラー社のスイス・シャンパンは http://wine.umai.ch/ より購入が可能