10月1日から、スイスでは外国からの郵便小包にかかる関税が高くなります。今までは税関が行っていた関税の徴収を、10月からスイスのPOSTが行う事と法改正があったためで、スタッフの増員も理由のひとつ。
今まで海外のオンラインショップで商品を購入していた人は、コスト負担が増加。本やCDなどで例をあげると下記の表のような感じになります。本の場合は付加価値税が2.4%で、CDやカメラは7.6%です。
購入例 | 関税合計 | 消費税 Mwst | 輸入関税 |
書籍 100フラン | 9月まで / 0- 10月から / 0- |
0- | 0- |
書籍 250フラン | 9月まで / 16フラン 10月から / 24.45フラン |
6フラン 6.45フラン |
10フラン 18フラン |
CD 100フラン | 9月まで / 17.60フラン 10月から / 26.95フラン |
7.60フラン 8.95フラン |
10フラン 18フラン |
カメラ 600フラン | 9月まで / 55.60フラン 10月から / 83.25フラン |
45.60フラン 48.25フラン |
10フラン 35フラン |
*CHF スイスフラン、金額は送料込み
5フラン以下の税金の買い物であれば、税は徴収されませんので、書籍の場合は208.30フランまでの購入であれば税金はかかりません。CDやカメラなどの製品は7.6%ですので、65フランまでなら税金が5フラン以下となり、こちらも税はかからない事になります。
それ以上であれば、2回に分けて注文した方が良さそうです。下記の例は送料も含む料金ですが、POST以外のプライベート運送会社の場合はもっと高くなるようです。
日本から書籍やCDを購入される方はけっこういらっしゃると思いますので、購入の際は料金に注意して見てください。親切な日本語のオンラインショップだと1万円以上の買い物は、2回以上に分けて購入されると税が徴収されず、送料を差し引いても得をする事がありますので、分けて購入される事をお勧めしますと書いてあったりします。最近では日本から海外に発送してくれる業者も増えてきて非常に便利になっていますが、送料と税金の負担は更にかかりそうです。