午後8時8分、アジアで3度目となるオリンピックが中国の北京で開幕した。人権の問題、環境問題、テロへの不安を抱えながら、そして、国際的にも厳しい視線を浴びながら始まった今大会は204カ国、1万1193人の選手が参加する。

 開会式には各国首脳が揃い、こちらも過去最多の出席数で、スイスからはクシュパン大統領が出席した。セレモニーは幻想的な中国の衣装をまとった人達が華麗な舞を見せ、アジアの雰囲気を醸し出す。平和をアピールしたあと、最終聖火ランナーが中を舞い、点火。聖火台に灯がともり、24日の閉幕まで大会を見守る。