スイスの窓と空き巣

空き巣が多発する時期

寒くて暗い冬の時期、日没も早く、春が待ち遠しい季節。
しかし、日本の家と違って、セントラルヒーティングシステムによって、家の中はTシャツでも良いくらいに暖かいし、窓は2重か3重になっていて、夜露もあまりつかないようになっている。ただ、換気はたまには必要なので、窓を開ける人も多いと思う。

スイスの窓はレバーを縦にして、窓の上部を斜めに少し開けておく事が出来る。人によっては、このまま一晩寝ている人もいるが、部屋の中が乾燥したり、空気の入れ替えでこうしておく人もいる。

しかし、この窓を斜めに少し開けたまま外出してしまう人が多い。自身も忘れることがあるが、この状態で泥棒に入られるケースが実に多い。
窓の隙間があれば、プロの空き巣はレバーに何かしら引っ掛けて、下に下げれば窓は開いてしまうからだ。そうでなくても、プロなら十分な隙間であるに違いない。
そして、この状態で空き巣被害にあった場合、保険が下りない場合があるので、要注意。窓が開いているのと同じ状態とみなされ、保険が下りないケースもある。

外出の際は窓が閉まっているか注意した方が良いのはもちろん、帰りが遅くなるときは、どこかの電気を付けておくなど、対策をした方が良さそうだ。