ワクチンの順番

コロナワクチンの申し込みが始まったが

既に75歳以上の人は、コロナワクチンの接種が始まっていますが、カントンによっては80歳以上の方でも、接種予定日が4月に入ってからという人もいます。高齢者は比較的早い時期に申し込みが可能でしたが、2月に申し込んだ80歳以上の人でも4月ということは、さらに若い世代がワクチンを受けれるのはいつになるのか?果たして夏までに目標の接種率に到達するのか疑問です。もちろん、各自治体や申込数にもよりますが、早く進めたい割りにはワクチンの数がまだ足りないようです。

1回だけの接種タイプが出てくるのか?

このワクチンを待つ間に、1回きりのタイプのワクチンが出るのではという話も聞くようになりました。詳細はまだわかりませんが、現在は2回でワンセットの接種が基本となっており、それは各社同じです。しかし、これを1回の接種で済ませることができたらそれはかなり楽になるでしょう。PCR検査もだいぶ浸透してきて、検査方法も唾液による簡易的な方法でできるようになっていますし、ワクチンについても期待をしたいところです。

アストラゼネカ社のワクチンを中止する欧州の国々

先日、発表されたように、欧州ではドイツをはじめ、およそ13カ国の国々がアストラゼネカ社のワクチン接種を一旦中止にしています。これは、接種後に血栓ができる可能性が指摘されているためです。コロナワクチンでなくても、抗生物質の投与をした際も血栓を防ぐ注射を接種後にしたりしますので、副作用としては、予想できるものですが、今回通常の数を相当上回る人がコロナのワクチンを接種しますので、見過ごせない問題だと判断したようです。これについては、スイスもどうするのか、まだ発表がありませんが、他国と同様に一時停止になるかもしれません。

夏の休暇はPCR検査が必須

夏休みには、また休暇に出かけられると予想されていますが、スペインではマヨルカ島などのリゾート地へのフライトがブッキングできるようになり、あっという間に売り切れたそうです。ただし、行きも帰りもPCR検査の証明が必要で、つまり現地においても自己負担で検査をしないと飛行機に乗れないというわけです。費用も家族4人なら、往復で結構な金額になります。この検査義務がネックで、今年もキャンセルが相次ぐのではないか?という懸念もされていますが、夏までのワクチン接種状況と合わせて、変わるのかもしれません。

このように今年もまだまだ続きそうなコロナ生活ですが、特に日本に帰国をしたいと思っている人には、我慢の時間です。自身も昨年は2回も日本行きのフライトをキャンセルしていますし、夏の休暇もフライトをキャンセルしました。今は欧州からの入国を警戒している日本です。欧州から少し遅れて変異株の流行が予測されているだけに、今年も日本の桜を見ることは難しそうです。帰国へのハードルはますます高くなり、我慢はもう少し続きそうです。