Kioskから海外送金

スイス中にあるKiosk。鉄道の駅はもちろんのこと、トラムやバスの停留所にもあるKiosk。このKioskから、海外に送金出来るシステムがあるのをご存知でしょうか?

正式にはMoneyGramと言う会社が、Kioskのネットワークと提携し、展開しているサービス。
通常の海外送金は、銀行口座から銀行口座へ送金するのが当たり前だが、このサービスは、口座の開設は必要なく、受け取り側も口座を持ってなくても良い。しかも、現金で送金受け取りが出来、その時間わずか10分足らずということだ。

簡単に仕組みを紹介すると、

1、まず、このサービスを利用するにあたり、申し込みをして、カードを発行してもらう。

2、本人確認と承認が済めば、カード番号が与えられるので、身分証と一緒にKioskへ行き、現金をどこの国の誰に送るかを明記して、送金を頼む。

3、送金処理が済むと、送金コードが発行され、それが渡されるので、その番号を送金相手に電話なり、メールなりで伝える。

4、受け取り側は、この送金コードを持って、MoneyGramのサービスを扱っているKioskなどに行く。

5、身分証明書とこの送金コードで認証が出来たら、現金が受け取れる。

参照サイト:https://www.moneygram.com/MGI/DE/CH/Send/Send.htm?CC=CH&LC=DE

このように至って簡単な仕組みで、送金手数料も計算が可能で、1000フランをスイスから日本に送ると、現在のレートで、60フランの手数料。100フラン送金なら、約20フランの手数料で、送る金額によって変わって来るが、通常日本の側でも着金手数料と取扱い手数料等で、このくらいはかかってしまうので、送金側の手数料も入れた場合は、この方が安いかもしれない。
(ただし、高額送金の場合は手数料も高くなるので、お薦めは出来ない。あくまで金額の少ない送金に利用価値がある。)
送金手数料の計算はこちら:https://www.moneygram.com/wps/portal/moneygramonline/home/estimator?LC=EN-EN

もともとは、銀行口座を持たない外国人が、国に仕送りをしたいのに、送る側も受け取る側も、銀行口座が無いために送れない、受け取れないと言う事情を考慮して始まったのだとか。まさか封筒に現金を入れて送るわけにはいかないし。

そして、スイスの場合は、どこにでもあるKioskで送金が可能と言う事で、一部の外国人の方にはよく使われている送金方法だそうだ。

確かに、今やネットワーク上で繋がっている世界では、国境もないし、時差も関係ない。言ってみれば、Eメール送信を現金の送金に置き換えただけの話しで、技術的にはもちろん可能な事、そのニーズがあった事、そして、それをサービスとして展開出来た事に意義があり、ネット時代が生んだ恩恵とも言える。

参照サイト:MoneyGram https://www.moneygram.com/MGI/DE/CH/Market/Market.htm?CC=CH&LC=DE

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