
注意喚起は日本大使館からも
先日、あるメッセージがWhat’s upを通して届きました。英文で仕事に関する案件だったのですが、名前も内容もなし。
番号を調べると、アジアのラオスからでした。
この手のスパムメッセージは、メールにはよく入るのでブロック設定はしているのですが、スマートフォンのWhta’s upにも入るようになり、少し厄介です。
この仕事に関する案件は、日本でもニュースになっていた、詐欺グループの闇バイト問題。
X(旧Twitter)で仕事のことを呟いただけで、そうした怪しいバイト情報が入り、コンタクトを取るとあっという間に仕事に関わりを持たされて、犯罪に巻き込まれるケースです。
一度でもコンタクトをするとしつこくかけてくるようなので、恐怖を抱く人もいます。
在スイス日本大使館からも、注意喚起が出ていて、翻訳の仕事などと謳って、案内をするものです。
そもそも、個人のスマホにそうした仕事の案件が入る事がおかしなことです。
自分は騙されない
自ら危ない道に進む人はいないと思いますが、自分だけは騙されないと思っているのはいつもながら同じで、まさか、犯罪に巻き込まれていたということがないよう、変なメッセージが届いたら、家族や友人にも知らせておくといいかもしれません。
特に高齢の両親もスマホを持っている時代です。使い方は覚えたが、メッセージのやり取りは慣れていないため、うまく誘導されて騙されないようにそうした話をしておくことも大事です。
ちなみに、What’s upは、欧米を中心に利用されているアプリで、日本ではLineと同じです。
闇バイトの犯罪行為で使われたのは、テレグラムというメッセージアプリで、暗号化機能が優れていて、サーバーにも履歴が残らないようになっているため仕事のやり取りで使用する人もいます。
どれも、携帯番号と紐づいてるため、怪しいメッセージが来た場合は、少し躊躇します。どこから番号が漏れているのかと。
しかし、そうした番号をランダムに弾き出すような、ソフトウェアを使えば、番号が漏れていなくても勝手にリストができたりします。
昔、パスワードを忘れた場合に、そうしたソフトウェアを使って、何万通りものパスをアタックさせて解除するものがありましたが、それと少し似ています。
とにかく、怪しいメッセージはすぐに削除してブロック。可能ならアプリ会社に報告を送信。
何よりスマホの場合、メッセージにリンク(URL)が貼り付けられているときは、誤ってクリックしないようにしてください。最近は感度がいいので、ちょっとでも触るとクリックのアクションになっている事があります。
詐欺はいつの時代も、手を替え品を替え迫ってきますので、冷静に対処したいところです。