カボチャの季節

秋の野菜

スイスもだんだんと秋の空気に変わってきています。

まだ暑くなる日もありますが、朝晩の空気はすっかり秋めいてきています。

秋といえば、スイスもカボチャです。

季節の野菜はいくつかありますが、すでにスイスの野菜農家では、カボチャが出回っているようです。

何年か前から、日本の品種のカボチャも見かけるようになり、何度か購入していますが、農家のカボチャマーケットに行くと、本当にたくさんの種類があります。

スイスでは、カボチャスープが人気で、スープ用のカボチャがよく売れています。

さっぱりとしたカボチャで、濃厚ではないですが、好みによっては、クリカボチャを少し混ぜると、日本人好みのカボチャスープに仕上がります。

もちろん、天ぷらにしても美味しいですし、カボチャのケーキもあります。

ハロウィン用のカボチャ

また、農家に行くとハロウィンのデコレーションがしてあり、ハロウィン用のカボチャも売っています。

子供たちは学校でハロウィンのランタンなどを作ったりするので、こちらもよく売れるそうです。

もちろん、食用ではなく、中身はほとんど無かったりします。

タネを取り除いてくり抜いたカボチャに、顔をデザインして中にキャンドルを入れます。

夜になったら、バルコニーや庭に置いて楽しみます。

しかし、野菜なので、中にキャンドルを入れて火を付けると傷みが早くなり、カビが生えたり臭くなったりします。

それでも、子供たちにとっては、ハロウィンの雰囲気を楽しむイベントです。

お菓子を集める子供たち

夜になると、仮装した子供たちが、近所の家を周り、お菓子を集めにきます。

昔はスイスでも、このようなハロウィンのお祭りは習慣がなかったそうですが、今では多くの子供が楽しんでいます。

顔にペイントをしたり、モンスターの衣装を着たりして、子供にとっては楽しいイベントでしょう。

子供がいない家でも、お菓子をたくさん用意して、渡している人もいます。

ハロウィン用のコスチュームもデパートで見かけますので、秋の風物詩としてすっかり定着しているのがわかります。

これから、欧州は長い冬に入ります。

いつも秋らしくなると、あっという間に冬が来てしまうスイス。

比較的天気の良い今のうちに、ハイキングや野外のイベントを楽しんでみるのも良いでしょう。

バーゼル近郊のカボチャ情報です。

https://www.mathis-hof.ch/kuerbisse/