全体的に高くなった
先日、フランスのスーパーに行きましたが、実はコロナになってからはほとんど行っていませんでした。ドイツ方面にはよく行くのですが、フランスへは魚を買いに行くことが多かったです。
しかし、休暇でフランスには何度か行っておりました。ただ、フランス西海岸やコルシカ島などですので、いわゆる観光地の価格帯とは比べられません。
その意味で、日常生活での買い出しは本当に久しぶりのフランスでした。
目当ては魚介類
フランスでは、大きめのスーパーに行けば、魚介類売り場があります。スイスよりも豊富な種類で日本人もよく買いに行っていると聞きますが、今回はサーモンや貝類を買いに行きました。
前にも行ったことのある店ですので、買うものは大体決まっていたのですが、イクラなどは見つからず、マグロなども鮮度がイマイチでした。
サーモンはまだ良かったのですが、やはり高くなっていました。
以前は1kg/18ユーロくらいのものがあったのですが、今は1kg/24ユーロ前後となっていました。Bioサーモンは、1kg/39ユーロ。サーモンは人気のようで、3種類くらいの価格帯でいつも売られているお店でしたが、全体的に値が上がっていました。
その代わり、パック詰の魚が増えていた印象です。
フランス人も魚の購入をひかえている
聞いた話では、フランスでも、野菜や果物はもちろんんこと、肉類や魚類も価格が上がってしまったため、買い控えが起きているそうです。
そう言われると、魚売り場も人が少なかったように思います。
ドイツやフランスで買い出しをしていたスイス人も、その変化には気づいており、日用品の値上げで影響を受けています。ものによっては、スイスとそう変わらなくなった商品もあるので、コロナも影響もあり、買い出しに行く回数が減っているようです。
スイスとしては、スイスの消費者がスイス国内でお金を使うのが一番いいのですが、いろんなものの値段が上がってしまった、もしくはこれから上がりそうな光熱費なども見越して、よりシビアになっているようです。
スイス国内でも、セール品をよりチェックしたり、安い時に大量に購入するなど、買い占めとまでは行きませんが、保存の効くものは、一度に大量購入をするようです。
スイスフランも高めなのが幸い
ただし、スイスの人にとっては、1ユーロが99ラッペンとスイスフラン高になっているので、全体的に値上がりしたドイツやフランスで買い物をしても、まだまだリーズナブルと言えるかもしれません。
買い物客も、国境際のスイス人だけでなく、中央スイスからの車も見かけますので、大量に買えばその価値はあるのかもしれません。
1ユーロが、1フランを切っていると言うのは、15年くらい前の状況とは全く違います。記憶では、1ユーロが1.6フランくらいまで高騰したこともあるので、それに比べたらその差はかなり大きいと思います。
戦争やエネルギー問題で、様々なことに変化が起きている世界ですが、一般消費者がこれほどまでに感じる変化も稀な気がしています。
他国に比べれば、スイスはまだ安定している方だと思いますが、この変化の荒波を乗り越えて、安定するのはいつになるのか?今はまだ予想がつきません。
久しぶりのフランスへの買い出しで感じた変化でした。