学校でさっそく陽性者

休暇後のコロナ陽性者

昨日スタートしたスイスの学校ですが、初日はコロナ検査提出ののち、オンライン授業でした。しかし、夕方になって出た検査通知は、「陽性者が出たので、全員再検査」という知らせでした。

学校では、クラスごとに各自採取した唾液を提出し、グループごとの検査になります。多くの会社や介護施設でも同様にグループ分けした検査をして、陽性者が出れば、そのグループの人は各自再検査となります。

コロナ検査はどの会場もいっぱい

てっきり、学校での再検査かと思ったら、学校から送られて来たのは、地域の各検査会場のアドレスとリンク。つまり自分で予約して検査に行かねばなりません。さっそく、予約を取るべくサイトをチェックするも、近くの検査会場は数日間予約でいっぱい。やっと見つけた会場も車でアウトバーンを使って30分の距離。さらに探し続けて、車で15分くらいの薬局で検査ができるのを確認してやっと予約ができました。

陽性の生徒は集団検査前に症状があった

陽性者が出てしまったこと自体は、この感染状況では不思議ではなく、どこの学校でも職場でも起きている仕方のないことです。しかし、今回は陽性となった生徒は、朝から喉が痛いにも関わらず、唾液検査を持って学校に来ていました。学校からのメールには、症状がある場合は自宅待機となっていたのに、それを無視して検査登校させた親に批判が集まっています。自宅にセルフ検査キットがなかったので、学校に検査行けばはっきりするだろうという、なんとも勝手な考え方で、クラス全体に迷惑がかかりました。

他の生徒にうつったかは定かではないのですが、オンライン授業が延長され、さらには遠くの街に再検査をしに行かねばならない時間のロス。共働きの親にとっては、貴重な時間が奪われました。また、自分の子供が感染している可能性もあるため、出勤を控えた親もいるようです。感染が広まった場合、陽性の反応は数日後に出ることも考えられるからです。

精度の低いセルフ検査キット

コロナのセルフ検査キットは、精度が低いと言われていますが、その精度の低い検査キットでも陽性が出ればほぼ間違いなく陽性になります。問題は感染しているのに、セルフ検査で反応が出ないことでしょうか。その場合でも翌日症状が出て陽性になることが多いようです。

このセルフ検査も、精度が低くても役には立っているわけで、ワクチン接種のおかげで感染しても軽症者がほとんど。または全く症状がないのに、陽性が判明することもあるので、感染拡大阻止に役立ったケースもあります。

確実に感染者は増加しているようなので、引き続き注意が必要です。