パスポートのデザインが刷新されました

新パスポートは葛飾北斎の浮世絵を採用

最近日本のパスポートを更新された方はご存知かと思いますが、2020年2月4日申請分から新しいデザインになりました。出国入国のスタンプを押すページに、葛飾北斎の富嶽三十六景のデザインが採用されています。2020年ですので、東京オリンピックも意識したのかなと思いますが、実に73年ぶりのデザイン刷新という事で話題になりました。

自身のパスポートもまだ数ヶ月残存期間がありましたが、更新の時期が迫りつつあり、欧州内の国境をまたぐことも多いので忘れないうちに更新を済ませました。うっかりしていると、残存期間が足りずに出入国できない可能性もあるので、早めに更新しておいて良かったと思います。

さて、その新パスポートのデザインですが、表題の通り10年旅券には、葛飾北斎の富嶽三十六景が全24作品が採用されています。(5年旅券には16作品が採用)外務省のページではその採用デザイン一覧が見られます。

出典:日本外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000157656.pdf

日本パスポートは193カ国ビザ無しで渡航できる世界ナンバー1のパスポート

毎年順位が発表されるパスポートの信用度ランキングですが、今年も日本のパスポートが信用度1位のようで、193カ国にビザ無しで渡航、一定期間の滞在ができるパスポートです。当たり前のように世界を旅できる日本人ですが、どの国のパスポートもそれができるわけではありません。

昔、スイスに移住したベトナム人の友人が、お隣ドイツに行くのにも、大使館でビザを取得しないと行けないんだと話していました。語学学校の遠足がドイツの遊園地だったらしく、それに参加できなかったのだとか。その後、スイスの国籍を取得して自由に行き来できるのを感謝しているという話を聞いて、そんなことはあまり考えた事がなかったと改めて日本のパスポートの信用度を再認識したものです。

ちなみにスイスのパスポートも信用度は高く、187カ国にビザ無しで渡航でき7位となっています。

パスポート発行は在スイス日本大使館と記載

今回更新時期という事で、新しいパスポートを手に入れたわけですが、毎回日本に帰ると、入国管理官の人に「出国のスタンプがありませんね?」などと聞かれます。日本国外で発行したパスポートなので当然です。しかもきちんと在スイス日本大使館発行とアルファベットで記載してありますし、ICチップも入っているので、スキャンした際に出ると思うのですが、それも含めての質問なんでしょうか?新しいパスポートで帰国すると、なんとなくそんな気まずいような気持ちになりますが、スイスの滞在許可証を見せればもちろん問題ありません。

しかしながら、次回日本に帰国できるのはいつになるのか、全く予定がたちません。長期で帰国できる人は可能と思いますが、休暇が1週間とか、2週間しか取れない場合は、コロナワクチン接種者でも自主待機の期間が長いため帰れずにいます。この新しいパスポートで早く帰国したいものです。