自転車の盗難増加、警察が注意喚起

奇妙な盗難も

これは日本での話ですが、自転車のサドルを集めているというおかしな人間が、サドルを何百個も盗んで捕まるという気持ち悪い事件もありました。転売でも嫌がらせでもなく、自分が楽しむためのサドルの盗難。その前に人のものを盗むのは犯罪ですので、どんな趣味であろうとアウトです。

自転車のライトがよく盗まれる

ここ数年、めっきり自転車に乗る機会も減ったのですが、これまで3回くらいは被害にあっているのは、自転車のライトの盗難です。着脱式のライトなので、つい忘れてしまうのですが、気がつくとなくなっています。自転車の方にはホルダーだけが残り、また買うということの繰り返しです。自転車そのものを盗まれるよりはいいのですが、ライトでも15フランから20フランとお金がかかりますし、何より腹立たしい限り。

また、マウンテンバイクの前輪だけ持っていかれるという人もいます。これもまた迷惑で腹ただしいですが、

トリッキーな盗難方法、盗難防止方法

昔TVで紹介されていた盗難事件のトリックですが、犯人は狙いを定めた自転車にワイヤーの鍵をして持ち主が帰ってくるのを待ちます。戻ってきた持ち主は、ワイヤーの鍵がもう一つ付いていることに気がつき、ワイヤーを切るために工具を取りに行きます。その時点では誰かのいたずらだと思っているわけですが、自分の鍵を外した状態でその場を離れてしまうと、犯人は自分でつけたワイヤー鍵を外して盗難成功ということです。

自分の自転車に知らない鍵が付いている場合は、いたずらではなく、盗難のターゲットである可能性が高いので、自分の鍵を外さないようにその場を離れるか警察に通報するようにして下さいと注意喚起をしていました。

また、前輪だけワイヤーの鍵をしている人をたまに見かけますが、マウンテンバイクなどの前輪は簡単に外せますので、車体本体を持って行かれるケースもあります。前輪だけの施錠は意味がありません。長めの太いワイヤーでどこかに固定し、更に前輪と後輪、自転車のボディを通すことができる形で施錠できるのが理想です。

とにかく、ちょっとの油断で盗まれてしまう自転車。スイスでは高額品と言ってもいいので、たとえ面倒でも鍵をかけて、防犯をバッチリしておくのがいいでしょう。