トンネル内で自動車事故

スイス国内でも最も事故の多いトンネル

我が家の近郊にあるトンネルは、スイスでも危険なトンネルで、ワースト1位か2位という記事を少し前に読んだばかりですが、先日また正面衝突事故が起きたようです。
このトンネルはバーゼルの郊外にあるEggflueトンネル。バーゼルランドの郊外の街から、さらに山間の村へと繋がるトンネルですが、思った以上に長く狭いトンネルです。
事故の原因はスピードの出し過ぎや脇見運転ですが、トンネルを抜けた先の山間の村でも衝突事故が多発しており、スピードの出し過ぎが一番多い原因のようです。

地元の人は道に慣れていることもあり、どうしてもスピードを出しすぎで、スマートフォンを操作しながらの運転者もよく見かけます。先日も用事がありそのトンネルを通ったばかりで、数日後、事故のニュースを見たときはゾッとしました。実際に何度も通ったことがありますが、トンネル内は確かに集中しないと危ない感じの狭さです。

縁石に接触してコントロールを失う事故

最新の車には、事故を回避するためのセンサーがついていますが、対向車線からはみ出した車が衝突してこれば、当然意味がありません。また、自身の車が縁石に接触して、コントロールを失い対向車線に出た場合も同じことです。そうなると車間距離のセンサーや安全なブレーキシステムなどは無駄でしかありません。
毎日、多くの車が出勤のために通るトンネルですが、少し遠回りをして山間の道を通ることもできます。朝も夜も通勤の時間帯は渋滞しますので、事故も起きやすい状況が作られます。迂回して別の道を行くこともあるのですが、個人的にはそちらの道の方が怖かったりします。
慎重に走っていても、地元の人の車はどんどん追い越して行ったりしますのでヒヤヒヤします。それが登り坂であっても、平気で追い越していきますので、非常に怖いです。

自転車(Eバイク)のマナーも

昨年から普及率を伸ばした自転車ですが、中でも人気なのはEバイクです。当サイトでも何度か紹介していますが、先日は自転車のマナーについても考えさせられました。車と自転車ですので、衝突した場合は当然自転車側が危ないのですが、Eバイクのスピードは想像以上に速いです。この間も、Eバイクの女性が物凄いスピードで車道を走っていたのですが、他の自転車を追い越して自分の車の前に出て来ました。信号で止まるたびに、車の間を縫って止まることなく前に進むEバイクの女性は、自分の車の横にスペースが無かったので、大きな声で暴言を吐きながら反対側を走り去っていきました。

スイスの道路では、信号待ちの際には、自転車も3台目の車の後で待機しなければならないはずですが、そんなことはお構い無しで暴言を吐きまくり。多くの車が自転車が通るスペースを塞いだ形で停車することがありますが、それは皆自動車学校で習うからです。しかし、それは自転車の方からすると、腹が立つ行為のようで、喧嘩しているのを見たことも。
車はともかく、歩行者に対してもマナーの悪いEバイクの人は多い気がします。歩行者との衝突では、相当危険な場合もありますので、お互いが譲り合いながら走行しないと大事故になり兼ねません。

トンネル事故から話がそれましたが、歩いていても、自動車に乗っていても、色々気をつけないといけないなと思うこの頃です。
事故のニュースを見るたびに、気を引き締めている毎日です。