半年ぶりにドイツへ

スイス人のドイツへの買い出しが許可されて

コロナウィルス変異種の感染拡大から半年あまり、ワクチン接種も進み、スイスと国境を接するドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州は、先日スイス人の買い物客の入国を許可しました。解禁当初は、やはりスイス人が殺到し、棚から商品があっという間になくなったということで、ドイツの地元の人に迷惑をかけてしまっている気がしましたが、ドイツ側としてもスイス人買い物客の消費は無視できない収入源となっています。

昨年もそうでしたが、国境が封鎖された時、かなりの減収になったショッピングセンターなどの施設はそれを痛いほどわかっています。しかし、地域の住民の健康と命を優先して、買い物客をシャットアウトしました。スイスより厳しいコロナウィルスの感染防止対策をしているドイツですが、徐々に緩和の方向で進んでいるようです。

ウレタンや布マスクはNG

スイスでは、病院などでは布マスクなど、不織布(メディカル)マスクでないものの着用は原則禁止ですが、ドイツでは一部のお店では不織布マスクでの入店をお願いしているようです。半年ぶりでそんなことも知らず、普通の布マスクで入店したら注意をされました。不織布マスクも持っていましたので、一旦出てからマスクを付け直しましたが、スイスでは注意されたことはありません。ただし、お店側がメディカルマスク(医療用)としている水色のマスクは、原則的には医療用ではありません。それはマスクの箱にも明記されていますが、なぜかメディカルマスクで通っているようです。
ただ、以前も紹介しましたが、マスクの飛沫感染のテストの結果、不織布マスクの方が飛沫感染を防げるという結果が出ていますので、そちらの方が良いかと思います。

普段通りのお店の様子でも

スイスからの買い物目的の入国を許可してしばらく経つので、ピリピリした雰囲気もなく、普段通りのお店の様子でしたが、それでもまだまだ本来の姿でないことは、厳しめの規制がある限り感じます。
さらには、お店の棚には、「買い占めをしないでください」「必要な分だけご購入ください」の文字が。トイレットペーパーや日用品を家族や親戚の分として、大量に購入する人も多いためか、地元の人に影響が出ています。

この1年で隣国に買い出しに行くことは、だいぶ減りました。もともと我が家はそれほど頻繁に買い出しをしていたわけではないので、あまり影響はなかったのですが、毎週末に買い出しを隣国で済ませていた家族はきっと費用的にも大変な1年だったと思います。ざっと3割増しくらいでしょうか?
それよりも仕事で行き来する人や家族が隣国にいる人などは、もどかしい思いをしていたに違いありません。

とりあえず、この夏は通常に近い形で過ごせそうな気配ですが、問題はその後の秋冬です。世界の人が、ワクチンと感染により集団免疫を獲得するのはいつになるのか?季節性インフルエンザと同じ程度のウィルスに落ち着くのはいつ頃なのか?今はそれが気になります。