イタリアの友人家族とコロナ簡易テスト

簡易テストの精度は30%程度?

スイスの薬局でも配布されているコロナウィルスの簡易的なテストキットですが、当初から精度は高くないということは報道されていました。現在は、多くの人がテストキットを受け取りテストしています。自宅でできるので、通常のコロナテストのように、研究所に送る必要もなく自分で確認するだけです。
実際に自分もやって見たのですが、非常に簡単で、少し体調が悪い時などは確認の意味で良いのかもしれません。ただし、やり方が正しくないとテスト結果がきちんと出ないこともあるようです。

イタリアの友人家族もこの簡易テストを実施

ミラノ近郊にイタリア人の友人家族がいますが、先日久しぶりに話を聞きました。彼女は旅行会社に勤めていますが、もう1年近く自宅勤務でツアーなどのプランも組めず大変な状況が続いているそうです。政府からの支援も給与の半分が保証されているだけ。商店も閉まったままのところが多いそうです。

そんな中、先日のイースターに、家族と会うことになったそうで、彼女の家族3人とお兄さんの家族3人、そして両親の8人とイースターを祝うことに。しかし、直前でお兄さんが少し風邪っぽく、念のためにイタリアでも配布されているコロナ簡易テストを行なったところ陰性だったために会うことにしました。

問題はイースターの直後。お兄さんの体調は悪化し、病院に行ったところコロナウィルス陽性反応でした。そのため、接触のあった彼女の家族とその両親もすぐにコロナテストをしたところ、母親が陽性。友人は最初のテストで陰性でしたが、2回目のテストで陽性となり、現在自宅療養をしています。
彼女のお兄さんと母親は体調がまだ悪いようですが、彼女は陽性でも特に症状もないようで少し疲れている程度ということです。

イースターの前にはロックダウンをした地域もあるイタリア

イースターは、イタリアに限らずスイスでも家族同士の接触が多かった期間です。この例を聞いて、やはりちょっとでも体調が良くない場合は、人との接触は避けるべきだと思いました。最初の簡易テストでは、友人のお兄さんも陰性だったようですが、その後陽性になる確率は高かったわけで、結果2家族に感染してしまいました。

気温も上昇し、ワクチン接種も広まりつつあり、少し気が抜けているところもあるでしょう。気分的には、もうこのコロナパンデミックに疲れ切っているのは皆同じです。
友人家族のちょっとした気の緩みで、拡散してしまうことを改めて感じました。
彼らの早期快復と、近いうちに国境を超えて、彼らに直接会えることを祈るばかりです。