コロナウィルスのセルフ検査

薬局で無料配布のコロナセルフ検査キット

スイスの健康保険に加入している人であれば、毎月5セットまで無料でもらえるコロナセルフ検査キット。配布直後は、多くの薬局であっという間になくなり、もらえませんでしたが、今週に入り補充されたようです。
早速やってみましたが、非常に簡単ですので、体調がすぐれなくて、風邪っぽいなどの症状がある際は、自分で検査できるので便利です。ただし、精度は他の検査よりも落ちるそうですので、明らかに高熱があり喉が痛いなどの症状の場合は、医師に見てもらうと良いでしょう。

手順は説明書がついているので簡単、ネットで動画でも紹介されています。

まず、検査キットのトレイを出しておきます。見た目は妊娠検査のようなトレイです。綿棒を出して、左右の鼻の奥に入れて、グリグリ回します。
次は、小さな液体の入った容器を開けて、綿棒の先を入れて軽く容器の外から揉んで液体になじませます。
馴染ませたら、綿棒を抜き、ノズルのついた蓋をして、検査トレイの丸い箇所に液体を落とします。

15分から30分待つと書いてありましたが、5分くらいで割と鮮明な赤い線が表れてきます。CとTの矢印がありますが、Cだけに赤線が出れば「コロナ陰性」。両方に赤線が出れば「コロナ陽性」だそうです。
また、両方ともはっきり線が出ない場合は、検査無効となりますので、液体が足りないか、鼻の奥の粘膜採取が不十分かになります。

この簡易テストは、コロナ陰性を証明する書類を発行できるものではありません。例えば外国に行く場合や飛行機に登場する際に必要な検査証明にはなりません。
あくまで自分の体調が心配な時に、医師に行く程度のことなのか、微妙な時には役に立ちそうです。
ワクチンを打ってもコロナウィルスに感染したという事例もありますので、周囲に感染させないためにも、引き続き注意は必要でしょう。