コロナ禍で若者の鬱が増加

家庭内での環境の変化

今は子供だけではなく、多くの親も家での仕事に切り替わっており、家の中はいつにも増して、騒がしい状態です。おそらく集中できていない環境が大人も子供も続いているの間違いないでしょう。ちょっとしたことで、腹を立てて、喧嘩になったりというのはよく聞きます。皆ストレスがかかっています。
もちろん、コロナウィルスに感染しないことが一番ですが、制限された環境な中で、精神的に参ってしまう人も多いのが現実です。

職業訓練の後の就職先

職種にもよりますが、昨年の夏に職業訓練を終えた若者たちは、コロナのため、就職先の決定にも影響が出ています。観光業や飲食は軒並み営業停止となり、働く予定だった会社が倒産した人もいます。これから社会に出ようとする人が、出鼻をくじかれている状態です。翌年に繰り越せば、また次の年度の生徒たちに影響が出ますので、非常に難しい状況ではあります。
また、病院や介護施設では、人員が求められているので、即戦力としてそうした職業訓練を終えた若者を取りたいのですが、これもまた最初から非常に厳しい環境での勤務に怖気て辞退をする人も出ています。今でも、人手が足りない介護や病院スタッフ。働き始めても、おそらく面倒をあまり見られない環境になるかもしれません。

こうした環境に身を置いて、先が見えない状態では、気分が落ち込むどころか深刻な鬱状態になってもおかしくはありません。
政府や自治体もこうした若者を支援するとしていますが、コロナウィルスの感染拡大以前に、精神的な問題を抱えていた人が多いのも事実で、今年の課題にもなっています。

以下はホットラインです。

Hotline bei Angststörungen und Panik, 0848 801 109

Pro Juventute, Tel. 147

Dargebotene Hand, Tel. 143