ドイツの首相が涙ながらに演説。コロナウィルス感染拡大を受けて

ドイツよりも感染率の高いスイスでは?

スイスでは、国全体の追加措置は依然として統一されず、カントン(州)レベルの独自の措置を実施していて、足並みが揃いません。それでも、やはり秋の第2波で判断を誤った可能性があると、健康保健相のアラン・ベルセ大臣が話しています。そうした流れをみる限り、スイスでもさらなる規制強化が予想されます。カントンによっては、高校以上の生徒は冬休みの延長を予定していますし、飲食関係も営業の短縮、もしくは停止をしています。クリスマスまで2週間ですが、おそらく今が決断の時でしょう。このまま経済を優先して流してしまえば、結果的に長引くかも知れません。今年の春の第1波では、冬から春、夏と気温が上がって行き少しおさまりましたが、第2波は秋をスタートに増えており、寒くなるこの季節の違いも影響します。

ドイツの仕事関係者もロックダウンを覚悟

メルケル首相の演説を見て、ドイツにいる筆者の仕事関係者もロックダウンを覚悟しているようです。現在は飲食店の営業が停止、マッサージやネイルサロンなども閉鎖されています。この状況では、ワクチンが供給されても、なかなかおさまらないことを予想し、更に厳しい措置になることは明白です。クリスマスの前後と新年が鬼門でしょう。寂しい年末年始になるかも知れませんが、やはり我慢の時なのかも知れません。