昨年、ドイツ語圏のスイス人がTVを観た時間は、一日一人当たり139分と言う結果が出た。前年よりも7分短くなった。フランス語圏では163分、イタリア語圏では173分で、いずれも減少した。その一方でラジオを聴く人は、昨年の91.3%から91.6%で0.3%と僅かではあるが上昇した。
 
 果たしてTV離れなのか、それともインターネットの影響でTVを観る時間が減っているのかは分からないが、動画を配信するウェブ上のコンテンツは確実に増えている上に、インターネットの環境も近年良くなってきているので、全く影響がないとは言い切れないだろう。
ただし、インターネット上の動画サイトも、現状ではかなりの割合でTVから持ってきたコンテンツに頼っているので、まだまだTVの影響は強いと言えるかもしれない。