ドイツ・ルフトハンザ航空の傘下に収まって、会社の存続を果たしたSWISSはこのほど、旅客機部門で収益を大幅にUPした。「NZZ am Sonntag」によると、ルフトハンザグループ全体で900万ユーロある収益のうち、400万ユーロがSWISSによる収益だと見ている。

 グループ全体から見ると、SWISSだけでこの収益額は相当な割合になるが、その要因としては、大幅な人員削減による生産性の向上があげられる。

 かつて破産状態に陥ったSWISSは、長距離路線拡大等の無理な事業拡大、投資を行ったために経営が傾いたといわれているが、人員を削減する事とあわせて、無駄を大幅に省いた結果とも言える。

 これによって、SWISSのCEOであるクリストフ・フランツ氏はヒーロー的存在に、そして親会社であるルフトハンザはホクホク顔である事は、想像に固くない。