あらゆるイベントや個人的な集まりも中止に。薬にも注意喚起が(追記3/17)

プライベートでもイベント中止に

本日から、コロナウィルス対策で、本格的に規制が厳しくなったスイス。一部営業は州レベルでの判断ですので、レストランなどまだ営業しているところはあるようですが、このまま感染拡大が続けば、いずれ同じ判断になると思われます。
共働きの家庭が、他の家族に子供を預けるなど、色々と不便が起きています。

個人的なイベントも中止になっています。来月初旬に予定されていた友人の誕生日会も、50人弱の招待客でしたが、既にキャンセルした客もいるようです。何人か持病を抱える人もいたため、リスクは取れないと判断したようです。
また、一時帰国や旅行も中止になっている他、旅行先から戻ってくるのに、フライトを新たに取り直して、スイスに戻ったという人もいます。
英語のあまりできない高齢夫婦が、オーストラリアに旅行中、コロナウィルスの感染拡大が欧州で一気に広がり、予定していたフライトが欠航に。スイスにいる子供達が何とか新たなフライトをオンラインで予約し帰国したそうです。高齢者だけに、体調を崩した場合、現地で入院などとなったらおそらく大変になると判断し、行程を全てキャンセルしての帰国でした。

スキー場も閉鎖

学校の休みをずらし、スキー休暇を予定していた人も、一度もスキーを履く事なく、家路についたようです。金曜日は悪天候でスキーをやめたところ、翌日土曜日はスキー場閉鎖に。
ゴンドラも止まるため、渋々山を降りたという事です。他に選択肢はありません。

しかしながら、政府のスキー場営業停止に指示に反して、リフトを動かしているところがあるようで、そこにスキーヤーが集まったという情報もあります。
その場合は、高額な罰金などが課せられるという事ですので、スキー場に限らず、レストランの営業なども禁止されたカントンでは、個人的な使用でもアウトです。

国境も閉鎖

既にイタリアとスイスの間の国境は閉鎖され、労働許可がある人だけは国境を越えることができるようですが、北部のドイツとスイスの国境も今日から閉鎖になりました。
こちらも越境労働者は通すようですが、週末のスイス人の買い出しで、スイスのみならずドイツのスーパーにも人が殺到し、多くがスイス人客だったことに脅威を感じたことと思います。そうでなくても、ドイツのスーパーは週末スイス人で賑わいますので、制限せざるを得ない状況でしょう。

薬も注意

コロナウィルスに感染した場合、ということですが、フランスの厚生大臣が「飲んではいけない薬」とうことで発表したのが、以下のニュースです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20200315-00167830/
イブプロフェンを含んだ薬を飲むと、症状が悪化する恐れがあるというものですが、頭痛薬はじめ、風邪薬に入っているよく知られた成分だけに、使用している人も多いと思います。
そもそも、検査がなかなかできない中、外出もできず家にある常備薬が、このイブプロフェン配合の薬である可能性が高く、単なる風邪と判断して飲むことは十分考えられます。
まずは、かかりつけの医師に聞くことだと注意を促しています。
まだしばらく続く様相のコロナウィルス感染拡大ですが、注意すべきことがたくさんあり、終息まで不安な日々を過ごすことになりそうです。

追記:3/17 イブプロフェンでは熱は下がらない
https://www.20min.ch/schweiz/news/story/BAG-raet-von-Einnahme-von-Ibuprofen-ab-19212661