先週は割と暖かい天気が続いたが、いよいよ本格的な冬到来の気配。
この時期、自動車の各ディーラーでは、タイヤ交換の予約でいっぱいだ。この時期に交換をしておかないと、あっという間に寒くなり、路面が凍結する。

 スイスでは、お隣ドイツと違い、冬に夏タイヤで走行しても罰則にはならないが、夏タイヤで冬場に事故を起こした場合、つまり夏タイヤが原因で事故を起こした場合は、保険に差が出て来るので注意が必要。
アウトバーンでは、スピードをそれほど出していなくても、悪天候で車の流れが変われば、あっという間にスリップに繋がる。他の車を追い越そうとして、アクセルを踏み込んで、スリップする場合も多い。

 タイヤ交換は、ほとんどの人がウィンターチェックとともに、ディーラーに預けてお願いするようだ。昔は自分で交換する人も多く、今でも年配の方が自分で交換しているのを見る事がある。今では、冬シーズンの前に車の点検と合わせて、預けるのが無難のようだ。タイヤを丸ごと替えるタイプと、ホイールを残して、タイヤのゴムの部分だけを変えるタイプとあるので、新しく冬タイヤを購入の方は、一度相談してみると良いかもしれない。

 タイヤ交換の料金は、各ディーラー、車によっても違うが、60から100フランと言ったところ。ワッシャー液やオイル交換などもしてもらえる。また、家にタイヤの保管場所がない場合は、ディーラーで預かってくれるサービスもやっているようなので、スペースに困っている人は聞いてみると良いでしょう。