セルフレジでスキャンし忘れ罰金

お店の出入り禁止も

先日、あるスーパーで高齢女性がセルフレジを利用し、クロワッサンをスキャンし忘れお店側から600フランの罰金を課せられた上、そのお店のへの出入り禁止処分がなされたという記事を読みました。

あまりにも厳しい対応に同情する声も多かったようです。

高齢女性もわざと忘れたわけではないようで、他の商品はちゃんとスキャンしていました。

仮に故意にスキャンをしないにしても、低価格のクロワッサンの支払いを誤魔化そうとは思えません。

今回は、見せしめの処分だったのかもしれませんが、こうしたトラブルは増えています。

抜き打ち検査も

自身も何度か経験がありますが、端末を持って購入商品をスキャンし、自分で清算できるスーパーがあります。

当初、スキャン忘れがあれば、アラームが鳴りレジを通り抜けれないのだろうと勝手に思っていましたが、そうではなく、係員がチェックします。

これは人の多い週末などに多く実施されていて、ランダムに検査をしているようです。

スキャンした端末を清算する際に、端末ステーションに戻すのですが、端末の画面に、係員にチェックをしてもらうようにという指示が出ることがあります。

そして、係員に端末を渡すと、自分が買い物をしたものを5つくらいスキャンしてチェックを始めます。

全ての商品を確認するわけではないようで、OKなら係員のいるレジで支払いセルフレジコーナーを出ます。

正直、あまり気分のいいものではないですが、いわゆる万引きが多いのでしょう。全ての食料品にセキュリティタグをつけるわけにもいかないので、仕方ないのかもしれません。

日本の某衣料品店では、商品を入れたカゴごとスキャンさせるシステムで決済ができます。今後そうした精度の高いシステムを導入できれば、スキャン忘れもなくなるのではないかと思いますが、バーコードではない、特殊なICタグとコストの問題で、異なる大きさと多様な種類の商品があるスーパーでは難しいと聞いたことがあります。仕組みとしては可能なことですが、現時点でスーパーに導入するには条件が合わないようです。

キャッシュレス決済も便利ではありますが、機器の不具合や買い物客のミスでスキャンし忘れは当然起こります。

スキャンし忘れで、罰金と出入り禁止なんて記事を読むと少し怖いですが、お店としても課題が多いようです。

改めて自分も気をつけようと思わされた記事でした。