
クリスマス時期は特に注意、偽オンラインショップ
スイスのメディアでも注意喚起として紹介されていた、オンラインショップのトラブル。
この時期はクリスマス前にオンラインでプレゼントを注文する人も多く、発送や返金トラブルなども増えます。
ネット上には、多くのサイトが存在しますが、記載と違った商品を販売するサイトもあります。
例として紹介されていたのは、カシミア製のセーターを注文したが、届いた商品は95%がポリエステル製の安物だったということ。
しかも発送はアジア圏の国からで、製造国も記載とは違うもの。
支払った値段の価値は全くない別の商品が届き、返品も外国なため、非常に難しいそうです。
スイス国内の業者が安心か?
Amazonなどのサイトは、お隣のドイツやフランスにありますが、スイスからも注文が可能です。
ただ、スイスには配送ができない業者も多く、可能な場合は外国から直接スイスに届きます。
頼んだ商品が間違いなく届けば良いのですが、違った場合の返品や返金作業は大変です。
スイスのサイトより安く売っていることも多いので、つい買ってしまいがちですが、購入時は返品することをあまり考えていないので、こうしたトラブルも起きやすくなっています。
しかし、スイス国内のサイトで購入すれば安心だ、ということも最近では危ういようです。スイスの会社で注文したと思ったら、実は全て海外の販売サイト経由での販売だったということがあるそうです。
こうしたサイトは、注文が入ったら、メーカーや製造業者から顧客に直接発送される仕組みが取られていて、販売業者は、在庫を抱えずに済み発送作業もない、ドロップシッピングという仕組みです。販売業者が、一旦値段を登録してしまえば、あとはショッププログラムが受注から発注までを手配します。スイスにいるサイトオーナーは何もしなくても良いのです。その代わり商品が中国から届いたり、他の国から発送されたりして、顧客の不信感を煽ります。
参照サイト:srf.ch
https://www.srf.ch/sendungen/kassensturz-espresso/espresso/vorsicht-vor-fake-shops-billigramsch-statt-guter-qualitaet
クレジットカードのセキュリティレベルを上げる
Aiの発達により、どんどん便利になる一方で、こうして悪用する人も増えていますので、カード決済の場合は特に注意が必要です。一度使ったカード情報をオンラインサイトに登録したままにしないで、削除しておくと多少は安心です。
スイスでは、3Dセキュアという登録がされてないカードでは買い物ができないケースが多く、例えば日本のクレジットカードで購入できない場合があります。その逆もまた然りです。また、カードで買い物をする際に、自分の携帯電話のSMSにコードが送られてきてから決済を完了する方法も多いので、面倒でも、できる限り多くのプロセスを通った決済をお勧めします。
通常は、販売したサイト会社にはカード情報は行きませんが、不審なサイトで注文した場合はそれが保証されません。つまりカード情報とセキュリティコードを記入させて盗み取るケースもあります。少額の決済を何回もされて、気が付かないこともあるので注意です。
自分のカードのセキュリティを3Dセキュアにし、オンラインショップにはカード情報を登録したままにしないだけでも、防げる可能性は高くなりますので、十分注意してから購入を決めましょう。