ニンニクのような匂い
暖かくなり春の訪れを感じる時期です。この季節になると森などでよく見かけるBärlauch。日本語では行者ニンニクともいわれますが、葉っぱをちぎって匂いを嗅ぐと、ニンニクの匂いがします。
スーパーでもこの時期だけは売っていて、擦り潰してペースト状にしてパスタなどの料理に使うようです。
他にもたくさんレシピはあると思いますが、森から持ち帰る人は、別の葉っぱと間違えないように注意が必要です。
自然に生えている植物ですが、人が残したゴミの近くにあったり、野生動物などの糞もあるため、採取する場所は選んだ方がいいでしょう。
日本の方が調理するレシピとしては、ニラの代わりに餃子の具に使ったりもできるようです。
花が咲いたら終了、毒性があるので注意
ただし、食材として使えるのは、白い花が咲くまでで、この花が咲いてしまうと毒性が強くなり食べることはできません。
森にいる野生動物もこの種の草は本能的に食べないようで、むしろ人間に飼われている犬などが食べないように注意が必要です。
スイスでは、野生のキノコなども採取して食べる人がいますが、毒性のあるキノコと見分けができる人に聞いた方が安心でしょう。
日本では見ないキノコや植物もありますので、食用にする際はきちんと知っている人に聞いた方が良いでしょう。