盲腸で入院した友人
先日、友人が盲腸(虫垂炎)で入院したと聞いた。最近は盲腸の手術も簡単になったそうで、軽ければ薬で散らす程度で済むそうです。
しかし、その友人は入院が割と長く、仕事も1ヶ月休みを取るようにいわれて、自宅療養となっていました。
療養中の最後の週末に、何人かで集まって食事に行くことになっていたので、彼が来れるのか心配していましたが、元気な顔で参加しました。
突然の報告
その彼は突然、食事を注文する前に、先に伝えたいことがあると言って、盲腸/虫垂炎での入院のことを話しだすと、実は癌が見つかったと皆に告白しました。
実際に虫垂炎の手術をした後に、腎臓に悪性腫瘍があるのが見つかったそうです。
痛みもそれほどなく、盲腸にならなかったら、転移して死亡する確率が非常に高かったということです。
自覚症状がなく、病状が進行してしまい、手遅れとなるケースはやはり多いそうで、虫垂炎になって命が救われたと話していました。
当初、虫垂炎なのに1ヶ月も休職するのは長いなと思っていました。体調や持病なども関係して、長くなる人もいるのかなと思っていましたが、その謎が解けました。
手術日が決まっており、それまでに色々と検査もあるようで、本人は至って平気な顔をして説明していました。
健康診断で癌発見
別の知人女性ですが、こちらは通常の健康診断で、大腸に大きな腫瘍が見つかって、抗がん剤治療をしています。
この人も自覚症状はなく、通常のヘルスチェックで発見されたそうです。
抗がん剤治療に入ると相当苦しいらしく、2クール行う予定で、その後手術をするかどうかを決めるそうです。
詳しい事はわかりませんが、1回目の抗がん剤治療が終わった後に会うことができたので、その時に話を聞きました。
抗癌剤の副作用で気を失い、トイレで寝込んでしまった事もあり、もう死ぬかと思ったと言っていたのを聞くと相当に辛そうです。
実は彼女の母親も、2年前に同じ大腸癌で治療入院を繰り返していて、辛いのは知っていたようですが、まさか自分もなるとは、、、と肩を落としていました。
その母親には心配をかけたくないので、癌になった事はまだ言ってないそうです。
この3年で増えたお別れ
個人的にも、この3年間で、お別れをした友人や知人が急に増えました。コロナウィルスに感染して亡くなった人もいますが、別の病気にかかり、持病が悪化してしまった人もいます。
また健康診断ではなかなか発見されない病気もあり、脳梗塞などの頭の病気は、なんの前触れもなく急になることが多いようです。
そうなった場合、どれだけ早く発見、救急搬送されるかで運命が分かれます。
実際にそういう経験をした友人もいて、結局何もできなかったと言います。
長期の病気治療も辛いですが、こうした突然死も残された家族は辛いものです。
もし自分の身に何かあったらと家族のために準備している人はいるとは思いますが、なかなか想定どおりにはならず、実際にそうなった場合は困惑するのが普通です。
ここ数年で増えたお別れを経験して、自分でもそうしたことを考えるきっかけになっています。