スイスは中国からの入国者のPCR検査無しを決定

EUに合わせて検査実施と思いきや

EUは、中国からの空路による入国者に対して、PCR検査をすると周辺国は決定したようですが、当初スイスもその流れに合わせる意向を見せていたものの、強制的な検査は実施しないと決定しました。

日本も中国からの旅行者に対して、PCR検査を求めるとしていますが、中国へ渡航するビジネスマンのビザ発給が休止されるなど、報復措置ともいえる対応を見せています。

参照https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen.msg-id-92498.html

スイスの人たちはすでに集団免疫を獲得している

スイスでは、すでに大多数の人がワクチン接種を済ませているか、感染によりオミクロン種への免疫ができているという理由から、中国からの旅行者をPCR検査無しで入国させても問題はないという見解です。

しかし、アメリカなどでは、オミクロン株から派生するさらに感染力が強いウィルスに変化している新たなウィルスが入ってきているということで、警戒をしています。それに対しては、スイスも今後様子を見ながら、新しいウィルスに対しては対応を検討をしていくという考えのようです。

観光地は十分苦しんだ3年間

アジアからの旅行者は、このコロナパンデミックで激減し、スイスの観光業も大打撃を受けました。昨年、欧州はコロナ感染防止対策を緩和して、少し観光客が戻ってはきましたが、それでもアジア方面、特に中国からの観光客のマイナスは補填できる数ではありません。

スイス国内の医療逼迫を危険に晒すのか?という声もあるようですが、コロナウィルスに対して、もうあまり脅威を感じていないスイスの人たちですので、この決定も特に驚きません。

ただ、感染予防としてマスクの着用や手洗いうがいは推奨しています。当たり前のことをするだけっと言った感じでしょう。