まさに今独身スイス人のホリデーシーズン?
お子さんのいないスイス人夫婦やカップルは、いまが休暇シーズンのようです。スマホの欧州版LINEとでも言いましょうか、What’s Upに出てくるステータスをたまに見るようになりました。何かというと、Lineやインスタグラムでは、ストーリー?というようなものと似ていて、写真を何枚かスライドショー的にアップして、友達に見てもらうという機能です。自分はほとんど使ったことがない機能ですが、見せたくない人にはクローズにもできるようですので、例えば職場関係や顧客の携帯番号が登録してある場合は、見れないようにすることも可能です。
そんなステータス機能を最近見てみると、スイス人の友人カップルが、南イタリアのビーチにいるではないですか。つい先月もどこかのリゾートの写真が上がっていて、休暇ピークでしょうか。ホリデー大好きな典型的スイス人ですので、会えば、ほとんどその話題になります。
子供が夏休みの前に休暇に行けば静かで安く、人も少ない
職場でも暗黙の了解ですが、独身者、子供がいない家族、子持ちの家族とほとんど休暇を取る時期は決まっています。子供のいない家族の場合は、夏休み直前か直前か直後に取る事が多く、家族のいる人に夏休みのハイシーズンを譲ります。それはそれで、彼らも徳があって、シーズン前なので、安いし、静かだし、うるさい子供はいないし、満喫できます。
確かに、我が家もかつてはそうした時期にホリデーに出かけた事がありますが、本当にゆっくりできます。子供がうるさいと思ったことはあんまりないですが、どこへ行っても静かなリゾートでした。賑やかなのが好きな人は、物足りないかもしれませんが。
休暇はスイス人の最大のテーマ
とにかく、休暇はスイス人の最大のテーマ。2年や3年先の予定を抑えて、宿を予約している人も珍しくありません。
ホリデーに関して大きく分けると、2種類のスイス人がいて、毎年、春夏秋冬と全く同じ休暇先、同じ宿に出かける家族。(特に別荘を持っている人はそうなります)と毎年いろいろ考えて休暇先を変えるのが好きなスイス人に分かれます。
そうなると1年中ホリデーの計画をしていることになります。友人に会えば、どこのリゾートが良かったとか、予算はいくらとか、とにかくその話題になる事が多いです。もっと他のことを話したいと、毎回思うくらいですから、本当にホリデー情報が多いです。
会社員であれば、保証された年間の有給休暇がありますし、欧州の中でも恵まれた労働環境だと言えるでしょう。お金はあっても、長期休暇を取れない日本のような国もあれば、毎日の生活で精一杯な国もあります。最近はコロナパンデミックや戦争のニュースを目にして、いろいろ考えがちですが、スイスのように恵まれた環境で生活できることに感謝しなければと思います。