スイスの郵便配達が限界にまで来ている12月

実店舗ではロックダウン前に客が殺到

ドイツでは、明日の水曜から1/10までロックダウンで、食料品や薬局以外のお店は大方閉まります。発表が週末にあって、昨日と今日は年内最後の営業日ということで、お店に人が殺到しているようです。スイスでもは春先は同じことが起き、トイレ紙がなくなったり、マスクの買占めもおきました。
また、飲食店は19時までの営業ですので、夕食はほとんんど無理な時間帯です。稼ぎ時の時間帯に閉めなければいけないレストランにとっては、非常に厳しく歯がゆい状況です。ベルンでは飲食業界の人たちが集まり、国会議事堂まで抗議デモを行いました。お皿を割ったり、鍋を叩いたりして、声を上げていました。

スイス政府はこれまで、随時適切な対応をして来たと思いますが、第2波以降はなかなか抑え切れていません。カントンごとに対応を任せていることも批判が出ており、国として統一して規制を強化する方がいいという声も。しかし、保健省のアラン・ベルセ大臣は、スイスらしく中道の選択をして来たと話しましたが、一方で秋の第2波の対応は緩かったとも認めています。

クリスマス前にロックダウンするドイツと営業を続けるスイス。スイスもこれから突然ロックダウンをする可能性もゼロではないですが、年末年始以降、この結果がどう出てくるのか少々不安ではあります。