友人知人と偶然の再会

*コロナ禍でも菜の花畑と青空のコントラストは健在

散歩に出かけ、友人家族に遭遇

 外出自粛緩和が始まり、少し人々の気分も上向き始めた週末。午後はもっぱら散歩に出かける人が多く、我が家も犬がいるため例外ではない。
いつもとは違う散歩コースで、森に行くと、なかなかの人出。BBQをしている家族もあり、子供の数もかなり多かった印象。
 そんな中、森の中を歩いてくる家族が目に入り、どこか見覚えのあるシルエット、と思っていたら、やはり友人家族だった。コロナで自粛騒ぎになってから、もちろん全く会っていなかった。2mの距離を取り、少し立ち話をした。お互いの近況は妻同士が友人で既にスカイプなどで交換しているので、特に新しい情報はないが、旦那さんの方の自宅勤務状況なども聞いた。でも、本当に長い間顔を見ていなかった感覚がした。
 普段は近所なので、割と定期的に会ったり、立ち話をしたり、家に来たりと頻度は多くないが、やはり人とのコンタクトが極端に減ったのだなと改めて思った。

突然の訪問者は庭から来た

 散歩を終えて家でくつろいでいると、うちの犬が吠え出したので、また猫でも来たのかと思っていたら、なんと友人二人が庭に立っていた。近くまで来たから、ちょっと寄ってみようということになり、庭に回ってうちの中の様子を伺っていたらしい。どうみても不審者で笑ったが、久しぶりの再会に喜んだ。結局、バルコニーでお茶をして、近況を話した。こちらの友人たちも、先日スカイプを使って5家族くらいでチャットをしたばかり。
 それでも、実際に会って話すのとは違うし、皆が人を恋しがっているということがよくわかる。ハグや握手はまだできないけど、気分的にもスッキリした。

 人に会うということが、社会の中でどれだけ重要なのかを再確認した。孫に会えない高齢者や国境が封鎖されて、恋人や家族に会えない人たちなど、その気持ちはいかばかりかと思う。TVの番組で、会えない人たちを制限された中で会わせる企画などをちょうど週末に観た。普段出来る何でもないことが出来ないと人は案外脆い。もちろん普段の生活環境が大きく左右すると思うが、人とに関わり合いがないと生きていけないのが人間なんだと思う。
 普段会話をしない郵便局員の人まで、話し相手を求めて、スモールトークをしてくるくらいだから、やはり普段とは違う。普通の生活を取り戻したいというただそれだけかもしれない。

大きく緩和される来週に向けて準備

 5/11からの義務教育の再開、お店の営業再開。そして、最初の段階では決まっていなかった、飲食業の再開も制限付きで追加され、5/11から大きく動き出す。このために今週は各分野での準備が始まろうとしている。今日偶然にも友人家族と出くわしたのも、急な訪問をしてくれた友人もそろそろ動き出そうという、そうした雰囲気があった。それが吉と出るか凶と出るか、正直まだわからないが、ぜひ良い方向に向かうと願いたい。