スイス政府のコロナ感染対策

営業許可のスキー場地域の医療体制

本日は、午後にスイス政府からのコロナ感染対策が発表されました。まず、営業を許可するスキー場は、その地域の医療体制が整っていること。つまり病院のベッドがいっぱいになっていないことなど、救急患者を受け入れる体制ができていることとなっています。

ゴンドラでは、最高でも乗客を3分の2までにすること。1.5mの距離を保つこと、マスクは当然することとなります。しかし、ゴンドラ待ちの列については特に言及せずでしたので、同じようにマスクをして距離をということでしょう。昨日の映像を見る限り、難しそうですが。
なおレストランについても、十分な場所とスペースがある場合に入店するようにということです。

クリスマス時期の会食について

これについては、家族間の会食で、二家族まで会うことができるという提案が既に出ていましたが、強制はせず、会食は二家族までに抑えることを推奨となりました。そして、クリスマスのコーラスなど、歌を歌う場合は、家族間及び学校での歌唱に止めるようにということです。
大臣も説明していましたが、スイスは感染対策でも中道を行きながら、感染対策を強化してほしい人と、経済を優先してほしい人との間を取る感じで進めたい考えのようです。しかしながら、第3波は阻止しなければならないということは強く主張されていました。

店舗においての人数制限

お店の入場制限にも触れていましたが、お客さん一人に対して10平方メートルのスペースを確保しなければいけないということです。お店の面積によって、だいたいの人数は把握できるので、おそらくスタッフが入り口に立って入場制限をすることになりそうです。

その他は、これまで通りの感染対策の内容ですが、各カントンに判断を委ね、独自の対策を施すようになっています。これには地方に丸投げのような印象もありますが、そうではないということで、カントンごとに状況も違うため、それぞれの判断が必要だということです。

感染者数は依然として減らず、危機感を募らせているスイス。この年末年始とワクチンの普及にもかかっています。