スイス流の気遣い?

家に招かれたスイス人は

人の家に招かれたり、招いたりする場合、多くのスイス人は「何を持っていけば良い?」と聞きます。食事を用意してもらうので、それに合うワインとか手作りデザート、お菓子、お花など、必ず何か持ってきてくれます。自分たちが招待された場合も、結局同じでお土産を持参します。

しかし、付き合いの長い友人同士なら、本当に手ぶらで来てくれれば良いと思うし、逆に気を使わせてしまってる気もしますので、あえて手ぶらで来るように伝えますが、それでも小さな何かを持ってくるスイス人が多いです。

先日、我が家にドイツ人の友人が来ました。彼女はドイツの北西部に住んでいて、スイスからは車で7時間くらいです。彼女の勤める会社のスイス支店が実は我が家の近くにあり、今年からスイス市場の担当になったと連絡がありました。そのミーティングに来ることになり、それならと、うちに夕食でもおいでと来てもらうことになりました。出張の最中ですし、もちろん手ぶらで来てくれれば良いと伝えてありました。

するとドイツ人の彼女は、ちゃんと手ぶらで来てくれて、こちらが気を使うこともありませんでした。

もちろん、これは人によると思いますし、たまたまおいしいお菓子を入手したからと持ってくる人もいます。

スイス人は気を使いすぎ?

誕生会や何かの記念のパーティーであれば、プレゼントを用意するのは普通かもしれませんが、スイス人の友人は気を使いすぎなのではないかなと思うことが多いです。

ある友人に、ふらっとコーヒーを飲みに来てもらった際も、友人は手ぶらできたことを詫びていましたし、次回は必ず持ってくるねと言っていました。

こうした雰囲気だと、自分が招待された時にやっぱり何か持っていかないといけないという気分になってしまいます。

そんなわけで、親しい友人たちには、お互い手ぶらで来るように毎回伝えています。

それでも気になる場合は、相手に何か持っていっても良いか聞いて、食事に合いそうなデザートやお菓子を持っていくことが多くなります。

何もなければ、ちょっとしたお花でも喜ばれます。

個人的には、気を使いすぎなスイス人ですが、ちょっとした小さなお土産をあげたり、もらったりするのが基本的に好きなんでしょう。

もしスイス人宅に食事に招待されたら、「何か持っていくものはないか?」と聞いてみると良いでしょう。

また、食事に招かれたら、次は彼らを食事に招待するというのもスイス人がよくすることですので、覚えておくと良いかもしれません。