本日11/11のスイス政府会見/ワクチンについて

ワクチンの優先順位とスイス人の声

ワクチンはリスクのあるグループが優先に行われる予定ですが、強制はなく自己判断としています。しかし、多くのスイス人が、「まだワクチンをどの程度信用していいのかわからないので、最初に配布されるワクチンは接種したくない」と思っているようです。通常のインフルエンザワクチンすら接種していない人が多いので、ワクチン自体に懐疑的な人が多いです。
しかし、持病のある人やリスクグループの人が家族にいる場合は、その周囲がワクチンを受ける傾向にあります。持病に加えて、インフルエンザとコロナの両方に感染してしまった場合、させてしまった場合は、やはり危険度が相当上がりますので、インフルエンザの予防接種だけはしている人もいるようです。ただし、今年は残りがもうなくなってきているので、次のワクチンを待たねばならないかもしれません。

ワクチンの保管はスイス軍に託す

また、ワクチンの保管には、マナス60度以下を保てる特殊な冷凍庫が必要で、その管理をスイス軍に任せているということでした。一部では、特殊な冷凍庫が足りているのかという声もありましたが、その辺もスイス軍と協力して確保に努めるとうことです。
また、ワクチンの費用はまだはっきりとわかりませんが、適正な価格を設定するということです。

本日の会見は、主にワクチンが中心で話がされましたが、各カントンでも規制を強化し、可能な人はホームオフィスに切り替え、対人距離が保たれていても屋内ではマスクを着用するように義務化するなど、徐々に厳しいものになっています。
またスポーツや習い事も、身体的な接触があるトレーニングは禁止にしている場合が多いですので、状況次第ではまたスポーツ教室などは閉鎖する可能性もあります。
出来るだけ不要な外出や人との接触を避けて、マスクや手洗いうがいを心がけましょう。