年末の誕生日パーティーの誘い

知人の誕生日のパーティー

 スイス人は、30歳や50歳など、節目の年に大きな誕生会を開くことが多いようですが、今年はすでにコロナウィルスの影響で2件ほどキャンセルになっています。仕方なく、友人には皆で誕生日プレゼントのクーポンなどを集めて送ったのですが、いつ開催されるか連絡はありません。
 そこにきて、急に年末誕生日パーティーをするという別の知人が、招待状を送ってきました。クリスマス前の週末にしかも外で?のパーティー。これから、コロナウィルス以外にも風邪の季節になろうとかという時に外での開催?と聞いて、困惑しています。
 スイス政府は、確かに10月から1000人規模の集まりやイベントを許可すると言っていますが、それまでにまた状況を見て変わる可能性もあります。とりあえず、開催のアナウンスをするのは構わないのですが、やっぱり中止ということにもなり兼ねません。密の状態を避けるための屋外かもしれませんが、単純に風邪をひきそうでそっちの方が心配です。

気にする派と気にしない派

 この夏で、だいぶはっきりしたことは、スイス人でもコロナウィルスの感染を非常に気にしている派と全く気にしない派とに分かれていることでしょうか?正直、外を歩いていても、スイス人はもう忘れているかと思ってしまうほど。それはマスクの着用率が低いこともあるでしょう。お店の入り口の消毒も隅に追いやられて、消毒している人もまばら。そもそも、水で薄めているんではないか?とか、アルコール薄めで本当に入っているのか?と疑問を抱く人もいます。個人的には、大勢の人が手にした消毒スプレーをできれば持ちたくないと思うのですが、スプレーが空っぽの時もあるし、地面に落ちて割れていたり、ボトルがベタベタになっていることもしばしば。とても衛生面で気を使っているとは思えません。
 手をかざすとセンサーで消毒液が出るものもありますが、もう一種のポーズだけのお店もあり、しっかり消毒するなら持参しないとダメなのかなと思ったりします。最近では、スーパーのカゴの持ち手を拭くウェットティシュー式のものが設置されていたりします。これはまだやっている人も少ないです。

アルコールが入ると感染率が高くなるのか?

 クラスターが発生したというニュースを見ると、必ずお酒を提供するクラブなどの飲食店で発生しています。酔っ払って、近づき過ぎて感染するということでしょうか?そもそも、コロナウィルス陽性の人がいるから、クラスターが発生するのですが、無症状の人は自覚もなく元気なので、当然起きやすいのでしょう。これがインフルエンザと違うところなのかなと思いますが、症状がなければ検査も行きませんので、他人ごとではありません。

年内はイベントも難しい

 今年予定していたイベントで、チケットを買っていたものがあるのですが、それも来年に持ち越しでスケジュールが発表されるのが9月か10月です。来年の5月以降の開催なので、まだ先ですが、年内はどのイベントも難しい気がしています。10月解禁なので、それに向けて準備をしているところはありますが、手探り状態で急な中止も視野に入れないとダメでしょう。
 なので、年末の知人のパーティーもそれほど心配することなく、中止になるのではないかなと思っています。

ワクチン開発は通常5年かかる

 ワクチン開発は通常5年かかると言われていて、いまそれを1年でやろうとしています。そうすると副作用などの問題が解決されぬまま接種され別の問題が起こる可能性もあります。子供を持つ親は、ワクチンが処方できるようになっても、子供には処方させないという人が多いようです。もともと、インフルエンザの予防接種も子供にはしないという人が多いので、当然でしょうか。
 とにかく、少しでも見通しが立つようになってほしいのですが、まだまだトンネルは長い気がします。