営業再開後の美容室に行く

美容室の営業再開

 美容室が営業再開して、最初の週はすでに予約がいっぱいだったので、2週目の初日に予約が取ることができ行って来た。店に入るなり、マスク姿の美容師さん達に迎えられ、10年以上自分を担当している美容師さんがちょうど入り口にいた。
 マスクは持参して行ったので、上着を脱いでマスクを装着。お店のレジの横に置いてあったが、箱に入ったマスクが裸で置いてあったのはちょっとどうかと思ったが、手の消毒をするように言われ席についた。

お客さんは5人まで

 もともとそれほど大きな美容院ではないため、5人という制限があっても、それほど違和感はなく、美容師さんも入れるといつもの風景と変わらない感じだった。ただ、皆マスクをしていて顔が見えないだけ。結局、マスクをしていても、久しぶりの再会でお互いの近況を話し合い、いつもより余計に喋った気がする。
 一応カットする前に、住所や電話番号の確認、端末に登録をして、もし何かあった場合のためにお店が義務付けられている確認事項なので、と言っていた。感染者が出た場合の追跡と担当者をは青くするのが目的だと思う。簡単に説明され、お水はコーヒーの提供はできないこと、待合室のソファも撤去され座れない、他の客との距離を取り1席空けてカットするなど、最低限のルールを設けてある感じだった。
 それでも、美容師さんなので、電話に出たり、あっちに行ったり来たりで動きは多めだった。

とにかく人と話したい人が多い

 ここ数日、自粛緩和の影響もあり、誰もが人と直接話がしたいというのを特に感じる。犬の散歩中にたまにしか会わない名前も知らない女性に偶然会ったが、急に自分の仕事の話や最近の状況を話し出した。つられてこちらも色々話したが、とにかく誰かと会話したい!という気持ちが伝わって来た。
 おそらくホームオフィスなどで、家族としか話をしていないと、外部の人と接触したくなるようだ。

欧州での自粛緩和の動き

 こうした人々の行動を見る限り、スイスだけではなく欧州での緩和の動きが影響しているように思う。ドイツでも美容室などの営業が再開され、国がする航空会社への資金援助も決まりつつある。また、ギリシャでは、比較的観戦と死亡者が少なく、観光業が収入源であるため、6月からレストランなどの営業を再開し、7月からは海外からの観光客を受け入れる体制を整えたいと発表している。
 徐々にこうした動きが発表されれば、精神的にも少し解放され、落ち込み気味だった気分も少し上向きになる。皆がだれかと話をしたいというのも納得できる。